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【沙奈】 「Australis」が標準化されることに危惧していて、見つけた最高のアドオン!!

どうして無粋なデザインを選んでしまったのか、謎だった「Nightly-29.0a1」。

α版がこれじゃあ、納得いかないユーザーが多いだろうから、29→30になったら元に戻すか何か見なおすかと思っていたら…

(アメリカ合衆国時間で)今日「Nightly-30.0a1」がリリース。

…って、更に使いづらくなっている!!こんなのアリ!?って呆れていた所に見つけたアドオン、

【Classic Theme Restorer (Customize Australis)】

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/classicthemerestorer/

このアドオンをインストールしたら、一発解決!!
今はまだα版でしかないから、大騒ぎにはならないけど、これが「Aurora」で当然、になってしまったら、残念ながら「firefox」はお亡くなりになるかと危惧していたら…そうか、この手があったか!!

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今後は…絶対にこのアドオンでパッチ当てしよっと♪

P.S.ホントは「Mozillaを一気に全部立ち上げる芸」を先に書き込むつもりだったけど、アドオンで化けることが判ったので差し替え(要は書きかけで待機中)。

【沙奈】 もちチョコ - 実はとんでもない商品

(何故か)台湾名物。

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最近は日本でも入手可能だけど(もちろんMADE IN TAIWAN)、現地販売のものと日本輸入品(写真の物)の両方を食べたけれど、どちらも同じ味で…これがなかなか美味しい。「雪見だいふく」が季節限定だとしたら、こっちはいつでも出せる…かも。ただ、普通に考えたら夏場には向いてない。

【信じられないこだわり】

チョコレートコーティングのチョコと、チョコクリームのチョコは全くの別物。外側のチョコレートは、28℃以上で溶けるので、夏場に耐え切れるのかどうかは微妙だけれど、これを冷蔵庫に入れたら、今度は餅が硬くなるので、基本は常温保存。それでも、冷蔵庫に入れたとしても、チョコクリームは固まらない…というとんでもない芸当。

油脂の液化温度を、ちゃんと設定するとこうゆう化け物のようなスウィーツも作ることが可能。その代わり、バレンタインの手作りで同じようなものを作るのは、先ず不可能。手作りチョコを作ったことがある人なら判るけど、普通はテンパリングの時点で調節出来ないから(温度計2本使って湯煎をする、っていうのなら絶妙なやイミングを見つけることは出来るから可能、かもしれないけど)、製品を見つける位しか方法はなさそう(模倣するにも、おそらく特許を取得しているハズだから無理)。

ちなみに、フツーにコンビニで探せます。百円均一のコンビニのほうが発見率が高い…みたいです。

【叶花】 Logicoolワイヤレスマウス「M235」と「M235r」の違い

Logicoolワイヤレスマウス「M235」初代機を持っている人にしか気がつかないことを書きます。

なお、紛らわしいので

「M235」=第1世代
「M235r」=第2世代

と、こちらでは紹介させて頂きます(本家Logicoolも同様の扱いをしている為)。

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この画像の物は、第2世代です。どうしてそれが断定出来るのか?と言えば、本家HPで
http://logicool-jp-jpn.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/45430
とちゃんと項目が存在します。なお、本体は型番の記載の「r」一文字以外は、外見が全く同じです。でも、何故、第2世代を出す必要があったのか?と徹底的に調べた所、スペックが少々違うからなのです。…もっとも、レシーバーと本体の不整合については、あたしが直接本家ロジクールさんに

「本体がunifyingに対応しているのに何故それを書かない?」

と詰め寄ったのが原因の1つ…かもしれません(似たような例で、M570(トラックボール)で、amazonに2回返品交換していて「次回は、直接メーカーサポートを受けるか、購入価格の返金にさせて頂きます」という事になった為、即Logicoolの商品に関しては「30日以内のamazonへの無償返品交換」の対象外になってしまった…。でも、結局3台目は非常に優秀な商品であった為、今でもメインで使用しています(操作の95%以上とヘビーユース))。

結局、本当に本体に「unifyingマーク」がついているのだから、レシーバーがunifyuingであるK270(キーボード)を買えば確認できるじゃん?と、ケーズデンキの激安特価の時に購入(なお、第1世代を、やはりケーズデンキの激安特価の時に追加購入した)。

実際に、1つのレシーバーで3台が動作するのか?と調べたら、まぁ…言うまでもなく、3台ともちゃんと1つのレシーバーで、何ら問題なく動作しました。当然、何ら問題なくの時点で、全ての問題は終結したと判断しました。

ところが、第2世代が発売される少し前に、たまたま「M510=ワイヤレスレーザーマウス」を購入する際に、ある問題点(果たしてそれが正確かどうかは不明)を知ることとなりました。それは「unifyingでペアリング出来る回数が限られている」というものでした。しかし、実際にはLogicoolのunifying対応商品を購入し続けていったり、携行用にペアリングの解除・登録の繰り返しを散々行っても、未だに回数制限の兆候=ペアリングの失敗・不能は見受けられません。単なる流言か、もしくは「ありえない回数のペアリング」まで達しなければ判らないかのどちらか、の結論に至りました。

さすがにM235がいくら安いとはいえ(ケーズデンキでの激安特価で¥980-)、3台も必要がないのは確かなので、結局「r」の第2世代は、所有者の友人にあたしの第1世代を貸して、併せて試して貰いましたが(ついでに、あたしも試した)、レシーバー以外は違いが判りませんでした。条件が良ければ、本当に10m離れたところから操作することは可能でしょう。と、いうのも本人がもうモニターのカーソル動作が見えない距離(視力2.0以上)まで離れても動いている時点で、目的の実用性は十分に発揮出来た、としても構いません(巨視的識別能力における物理的な限界)。

但し、改良が加えられているのは確からしく(本家HPより抜粋。現在は消去済みではあるが)

> M235/M315 および M235r/M317/M235 第 2 世代マウスの違い · マウスとキーボードの USB ハブと KVM スイッチとの互換性 · マウス、キーボード、Unifying レシーバー間の動作距離.

という項目が存在していた為、第1世代と第2世代の本体は同一、とは言えません。但し、上述の内容が果たして本当なのか?を調べるのは十分に可能なので、下記の実証を行いました。

・マウス(4台)とキーボード(3台)の同時使用
・Unifyingの6台制限を越えるための2つ目のレシーバーの使用
・複数のデバイスの物理的限界までの距離の拡張使用

本家には、上述のように第1世代には制限があり、「r」付きの第2世代の方が優秀、とされていますが…実証内容で判るように、ハブ・スイッチ・距離の問題は一切発生しませんでした。

強いて言えば、「unifyingレシーバーが欲しいからM235が安い時に買おう」もアリ…になってしまいます。と、いうのも、ロジクールのオンラインショップでは、unifyingレシーバーはリペアパーツとして単体で販売されていますが、本体価格は¥800-と、これもアリなのかな?な価格なのですが、実際にショップでカートに入れて、あと1クリックで購入な時点で、送料込みで¥1,401-となってしまいましたので、それ以下の価格のunifyingレシーバー付属の商品、もしくはネットオークションで送料込みこの価格以下なのであれば…答えは、これをご覧の方に判断して頂ければ、賢明な方であれば判りますよね?  ね、結構フォルムもカワイイでしょ?

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【叶花】 5W1Hを狂わせる「見当識障害」の恐ろしさ

【見当識とは?】
自分のいる時間、場所、人間、行動、理由、様子(これを「5W1H=When,Where,Who,Why,What,How」という)が認識出来ていることを見当識、と言います。これが崩ることを「見当識障害」と言います。

と、ブログは教科書ではないのだから、そんな説明は早く切り上げて…、実際にあたし自身が見当識障害でかなり大変な状態になっていたりします。よく「統合失調症」が恐れられていますが、統合失調症自体がものすごく幅の広い領域なので、これ、と確定出来るものはありませんが、近いものには認知症(痴呆)がありますが、軽度であれば「ま、いっか」で済ませられるものです。

そうゆう意味では、統合失調症であれ認知症であれ、差別的な意識は全くありませんし、とにかく「出来ない」ことを強調するようなステレオタイプな考えでもありません。

しかし、いざ自分がその状況におかれて、しかも悪化しているとしたら…?

あたし自身としては、恐ろしいくらいな現在形です。

無意識下での深夜の嘔吐は、実はまだマシなほうでした。飲んだものを吐いたに過ぎないですから、色々と許容量を超えていたのでしょう。ならば、吐き出す事自体は生理的現象としては、すごく当たり前な事です。もちろん、知的なものも認識的なものも存在しなければ、さほどの害はありません。

…強いて言えば、誤嚥…つまり、食道に入るべきものが気道に入ってしまって呼吸が困難になる程度です。体力が著しく弱っている訳でもなければ、むせて吐き出せるので、そう簡単には死にません。

これが、肺に入って肺炎を起こして、それが悪化して敗血症にでもなったと言うのなら、それは明らかに救急搬送すべきものですが、余程の高齢…いわゆる老衰しなければ、病的なものを除いて滅多にありません。

身体機能の問題はさておき、これが知識的・認識的に正常な部分が断片的にでもしっかり機能していたら、これがまた厄介な物です。いっそのこと、正常な機能が明らかに失われた「失見当」のほうが、確実に保護されている分(入院措置は「保護」とみなすので安全性を考えたら妥当)にはマシです。そこまでの精神障害であれば、1級障害者となるのが殆どなので、生命を考えたら立派に保護されます。

もし、医師が頓知を効かせて、高次脳機能障害やアスペルガー症候群とでも診断すれば、障害者等級が上がるようになっています。実際に、これらの障害と認定された人の多くが「診断してくれた」と歓迎する方向にもなっています。wikipediaあたりでこれを書いたら、間違いなく「要出典」か「誰によって?」あたりがつくでしょうが、臨床例を確認しただけではなく、複数の精神科医の意見はこの認識で一致しました。

そもそも、正常な知的発達をするほうが珍しいので(それ以前に、何が「正常」なのかが判らない)、発達障害(アスペルガー症候群はこれに該当する)を持っているとされる人が多くなるのは当たり前で、閾値をどこに設定するのか?の定義も、国や時期や学会によって変動し、医師の一筆で変わることもしばしばです。

さて、こう書くと「福祉側がぼやいている」と受け取られそうなので、解釈はちゃんとします。

先ず、あたしは小なり福祉側になるのでしょう(途中で辞めたにしても、実際に研修課程は終了している)。そして、福祉の人間の大半が「福祉<医療」のヒエラルキー(力の格差)を持っています。しかし、何を持って力関係が産まれるのかは、学歴と法律以外には見当たりません。仮に医療職の最高位とされる「医師」及び「歯科医師」だから、普通に治療が許される…と思ったらそれは間違い。医師法第1条第4項にしっかりと明記されているので、疑問がある人は六法全書を読んで下さい。

間違っても「教えろ」とか「明記しろ」という努力をしない人間に教えるつもりはありません。

ついでに福祉職で、医療職との軋轢があって、医療職から「福祉職はその程度のことも知らない」とされるのであれば、答えは1つ。

「だったらあんたがやれば?」

それで十分でしょう。いっそのこと福祉職などを生業にしなければいいのです。もっと、お金を稼げる仕事はいくらでもありますよ?正直、あたしはそもそもが工業系でしっかり稼いでいたので、福祉って足労の割には全然稼げない理由はいくらでも語れますが?

まぁ、こうやって文章にしている時点では、見当識障害の「け」の字もありませんが、そいつはいつも突然襲ってきます。ほぼ毎日、昨日の夕飯は何を食べたっけ?な状態です。食べていることは確からしいので、真琴以外の家族には一言も聴くことはありませんが。とゆうか、それを確認してしまったら…それこそ癲狂(てんきょう)扱いされるのは間違いないので、確認出来ませんが…。

しかし、嘔吐騒動を繰り返すうちに、実は病態は着実に進んでいるらしく、真琴に確認したら…

「え?…何か昏睡状態って言っても良い程良く眠っていたから食べてないよ?」

へ?夕飯を食べてない??

念の為に、薬の個数を徹底的に調べてみたら、眠剤で眠っていた訳でもなく、膨大な量の副作用と飲み合わせの問題を調べつくしても、全くもってあり得ない状態なのは確かであったようです。

しかも、目を覚ました時間も、それから朝のニュース番組を確認(とゆうか、長野美郷ちゃんは見逃せませんww)したまでの間に何をしていたのかすら判らないと言う、どう考えても昏睡状態としか説明がつかない事例が山程出てきました。

特に、昨晩の分の採点と添削はしっかりと完了していたし、漏れ無くポストイットも挟んであった始末…。それどころか、あまりに難解な操作だから明日やろう…と据え置きにしてあったPC環境の組み換えから、このブログの改良から、挙句の果てにメール等の返事も全部済ませてあったという…あり得ない事態。

「あ、夜中に小人さんが出てきて全部やってくれたのね~」

と、笑い飛ばすしかありませんでした。これでは見当識障害どころか、完全な「失見当」しか言えません。

証拠は随分と沢山出てきたけど、完全な無理解が成立してしまっているので、ちょっとこれはヤバいかな??と、どうするかボーっと考えていたけれど、考えただけでは何も出てこなかったので、結局はブログを書くかね…と、コーヒーを飲みながらポチポチを打ち込んではいますが…それでも、意識のないものは戻ってくるハズはなく、ずっと頭の中が「はてなマーク」のリフレイン。

オピオイド(麻薬系)の総合感冒薬の乱用で、モルヒネ中毒にでもなっていたのならともかく、残量に問題はないから大量に飲んじゃったなどというオチもなく(なお、薬そのものは至って合法)、結局原因は判らないままです。

なお、こうゆう見当識障害はとても恐ろしいものなので、病院や薬局で詳しく聴くことを強くオススメします。あたしの場合は、そんなことを聞いた途端に、断薬になって極めて不快で落ち込んだ状態になってしまうので、間違っても確認出来ません(苦笑)。

P.S.今の製薬会社はとても丁寧で、薬の添付文書(普通は医師か薬剤師しか読めない)を公開しているので、徹底的に問題点や副作用や飲み合わせを洗い出していますが…、結局説明がつかないまま。

医師と薬剤師間の関係は、薬効そのもの~副作用~保険の問題に渡ってかなり悪くなっていますから、また、薬局の窓口で揉める事になったら嫌だな…(苦笑)

でも、何で患者が板挟みにならなきゃいけないのか、納得がいかない!!

【真琴】 「進歩」?どれとも「悪化」?

つい先日、パパにしては普通の食べ方だし、腹八分に達しない位だった夕食だったのだけど…

お爺「そろそろ、食べるのを止めといたほうがいいんじゃないのか?」

お婆「またあんなことになったら大変だし。薬の飲み方は妥当なのかしら?」

叶花「薬は、バランスを考えて飲んでるけど?…何で?」

お婆「あの後、お掃除と洗濯で大変だったのよ。夜中に洗濯機は回せないんだけど…あれまでの事態になったら、放置しておくわけにも行かないし」

叶花「え?…一体何があったん?」

お婆「え、覚えてないの!?」

パパは、基本的に眠剤を飲んだら、ほとんど記憶が無いものと思って良い位だ。でも、そこまで眠剤を飲まないと4時間程度の睡眠時間も確保することが出来ない。それどころか、飲み合わせが難しい薬を使って痛みをコントロールしている。どっちも「もの凄く強い」レベルのお薬だけど、痛みを上手に取り払わないと、眠れるかどうか以前の話だ。

パパは、絶対に「痛い!」とか「熱い!」とか言わない性質だ。良く言えば我慢強い、悪く言えば言葉の封じ込み過ぎ。もちろん、表情にも出さないから、目安になるのは一番強い鎮痛効果のある貼り薬をしてるかどうか?だけだ。

基本的に解熱鎮痛剤(NSAIDs=エヌセイド)を使わないから、神経伝達のチャンネルを薬で操作しているのが正解。

一応は聞いてみたけど、制御してる神経伝達物質は「セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン・アセチルコリン」と、自律神経は自己能力ではどうしようもない、ということ。もっとカンタンなものでは「ナトリウムイオン・カリウムイオン・カルシウムイオン・マグネシウムイオン・アルミニウムイオン・コバルトイオン」が主らしい。

知らなければ、対症療法で解熱鎮痛剤の乱用になるだろうし、オピオイド(麻薬性物質)や、抗けいれん薬などと言う、およそ普通ではお世話にならない薬は使わない。

とはいえ、解熱鎮痛剤は、逆流性食道炎まで疾患になっている限りは胃酸過多で使えない。更に、PPI=プロトンポンプ阻害薬で胃酸の主成分の塩酸を抑えて、食道からの出血(マロリーワイス症候群)を押さえ込めている。

オピオイド…とはいえ、その薬の成分の10%程度しかモルヒネには変化しないから、依存症には先ずならない(なお、薬の名称はかかないけど、適切に処方をされているのであれば、麻薬所持で大騒ぎになる…なんて事もない)。

相互作用が働いて、有利になる薬もあるけれど…飲み合わせがあまり好ましくないものはあるものの、パパの体力や生理的作用で、通常は問題にならない。

が、今回の騒動は生命維持に直結はしなかったものの、家中の大騒ぎ。知らなかったのは、記憶の飛んでしまったパパのみ…。

いつもは、ベッドの上で嘔吐をしていることの率が多いけれど、さすがにその日は、意図的にトイレにまで這って向かった。…記憶こそは何一つないけれど…。

嘔吐物は、廊下からトイレまで、尽く汚すような、かなりの大量な物だった。もし、仰向きで寝ていたとしたら、間違いなく気道が塞がって窒息する。唯一、家族の中に存在する上級救命技能の認定者が、その騒ぎを起こしたパパ…。

めぐちゃんがいたなら、仮に呼吸や心臓が止まってしまっても、蘇生の為の措置を適切に行えるけれど…パパ本人がこうなってしまっては、いくら消防署が近くて救急搬送先の病院が決まっていても、最悪の場合は、赤いパトランプの下で絶命しても不思議はない。

叶花「…そうか。知らないうちにそんな大量の嘔吐をしていたとは…」

お爺「少し…寝る時間を遅くしたらどうだ?今の習慣だと、食べ終わったらすぐに眠るから、消化に悪いだろう?」

…あれ、パパが抗弁しない。食事前に薬を飲まないと、殆どの薬が本来の効果を発揮出来ないどころか、いつまでたっても眠れないし、食事そのものの消化も出来ない。理由としては十分なのに何で何も言わないんだろう?

…あ、そうか。「太陽政策」を発展させた上なんだ。仮に不都合でもその場では納得したことにしておいて、楽しい話題にすり替えるコミュニケーション技術だ。介護の身からは一線を引いたけれど、覚えたことはしっかりと身についている。パパは、ちさとと私に教える量は、当社比167%を目安にしているけれど、実際にはパパ自身は、高校を中退してからは、ずっと当社比200%を維持することが命題になっている。それは、勉強だけではなく仕事でもそう。

叶花「高校を中退した身だから、色々と不利になることはこれからも沢山ある。人の2倍をこなさなければ、1人前と見て貰えないんだよ」

なんて言ってる。ちさとから報告を受けたけれど、パパのPCの使用率がもの凄く多くなっている、らしい。しかも、訳の判らない構文(多分、プログラム・リソース・システム・ファームウェアの文字や数値の羅列だろう…と推測)を、合間を見ながら打ち込みまくっているのだろう。でなければ、ここまで来たら、ストレスでないのは嘘だ。精神障害があるのに、そんなに突き詰めたら…パパ、そのうち壊れちゃうよ?

何か、後でパパの周囲から色々と話を聞けたけれど、もし学校を辞めていなかったら、自殺の道を選んでいたかもしれない、という話もある。その逆に、叶花が限界まで庇っていた周囲の学友も…パパの欠落は、人間関係が崩れる程までに大事にいたっていたらしい(実際に、一緒に飲みに行った位の仲の良かったある学友から、何らかの非難の意味で、電話の着信拒否を突きつけてきた)。余程、周囲では大変な事になっていたのだろう。そうすると…パパの当社比200%は、今でも続けているんだ。

最後に、パパにさり気なく私の学校の笑える話に挟んで、パパの200%っていう割増はいつからなのかを聞き出したけど、遡れる範囲では18年間だ。…その無茶が、統合失調症を引き起こしてしまったのを判っていても、頼れるものはいくらでも見つけることが出来るんだよ、って言っている。強がりにしては、あまりに具体的だから嘘は言っていないのだろう。

ただ…記憶が無いで、嘔吐を繰り返しているのはとても良いこととは言えない。しかも、寝ている間の無意識の失禁は、たまに発生している。

叶花「溢流性失禁だから、精神症状の改善に対しては、いまの療法ではとても足りていないんだろう。普通は、あんなに強い抗うつ剤を飲んでいたら、常識的に考えれば抗コリン作用で排尿困難を起こすようなモノだから…その正反対の症状が出続けているうちは、寛解に至る道筋は一切出来上がっていないと考えるのが普通」

トイレに向かう行動が、それなりに出来上がってきたのはある意味精神的な「進化」なんだろうけど、思考回路が改善した代償が、体の至る場所に発生し続けている障害や疾患であるということは、明らかな身体的な「退化」だ。

【叶花】 このブログの為にあるような、Mozilla WEBブラウザーアドオンww

頼んで作ってもらいました…というのは冗談で、ここまで使えるとはなんとも驚き。
そいつの名前は「Scroll Progress」です。

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[直リン]
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/scroll-progress/?src=api

なお、動作するWEBブラウザーは、Mozilla/Geckoエンジンで、具体的には

【正式版】
・Firefox
・Waterfox
・Cyberfox
・Palemoon
・IceDragon

【β版】
・Arora を含む
各上記のブラウザーのβ版

【α版】
・Nightly

の各32bit/64bit版です。

何でうちのブログ向けなんだろう?と思われた方は、使ってみたら一発で判ります。その位、直感的かつ実質的なものだからです。
これで、みなさんの時間の目安になればいいのですが…。

次からは、かなり重くて大きなものが待ってますので、先に入れておいた方は、間違いなく「俺得!」です。

【ちさと】 <百円均一>細かい細工の出来る金定規(2)

ダイソーの帰りに、途中にあるドン・キホーテで飲み物とおつまみを調達。私は…缶チューハイを選んだけど、別に叶花は「未成年だから駄目でしょう」とかは言わない。

もっとも、叶花本人が中学校の時から「ウメッシュ」とか普通に飲んでたから、怒るにも怒れない…のかもしれない。だけど、調子に乗ってアルコール度数の高いものをいくつも選んだ時は「酔っ払って気持ち悪いとか言うなよ?」とは付け加える。だから、酔いすぎた何てことはない。元来、うちの家系がアルコールに強いというのはある。ただ…それを過信し過ぎた叶花も割と最近、とんでもないことしでかしたし、叶花が言うにはお爺ちゃんもお婆ちゃんも…ついでにママもお酒で醜態を晒したことがあるから、ああにはなりたくないなぁ何て言うこともある。

ただ、面白いことに同じ家系の血を引き継いでいるハズなのに、酔っ払った時の行動は全員がそれぞれ違う。一番まともなのはお婆ちゃんだって言うのは確かみたいで、大伯母ちゃんとお爺ちゃんは…かなり厄介な酒癖があるらしいけど、後が怖いから詳しくは聞いてない。

ちさと「早速、さっきの定規を試してみようねっ♡」

叶花「ああ。鋭黒刃の小サイズ(0.38)は全く同じものが2つあるから、二人で比較してみるには都合がいい。やっぱり、文房具はケチっちゃ駄目だね~」

ちさと「でも、何でそんなに金属の軸が好きなの?」

叶花「硬くてごっついように見えても、実はプラスチックよりもコンパクトで丈夫なものになってるからだよ。それに、何よりも事故が少ないから安心だし」

ちさと「うん、丈夫なのはこの間使ってみた時によ~く判った。プラスチックだとしなりそうな時でも、金属だったら十分に余分な力を吸収するもんね」

叶花「そ。持った時の固定具合は刃物にとって重要なものの1つだからね。日本刀でも、鞘と柄が使い物にならないような物だったら、どんなに名刀が填ってても駄物になるのさ」

ちさと「へぇ、叶花ってデジタルなタイプなのに、何故か工具の揃いは凄いもんね」

叶花「刃物は、正しく使うと正直者なんだよ。だから、その個性がまた楽しいんだよ」

ちさと「個性、かぁ。だから叶花の「研ぐ刃物」はいつもピカピカなんだね。みんな、ちゃんと個性が引き出されてるんだね」

叶花「刃物に限らず、ダイバーシティ…多様性のある物はちゃんと個性を引き出せば、本当の能力を発揮するんだ。それは人間の場合も同じだよ?」

ちさと「じゃぁ…私も叶花に磨いてもらえば「最高の私」にもなれるんだね~」

叶花「ところがな…どんなに最高の状態に持っていっても、必ず弱点が存在するから、それを見逃すと大きな失敗をするんだわ。小さな失敗は、重ねていけばそのうちに克服出来るけれど、無理なものは無理、はどんな物にもどんな人にもあることは忘れちゃいけないんだ」

ちさと「…私の「無理」ってなんだろう?」

叶花「今のちさとじゃ、まだ自分で見つけることは難しいぞ。それを早く見出して回避させるのがあたしの「しなければならない事」なんだな~」

ちさと「それが保護者の役目なの?」

叶花「そうだよ。保護者どころか、先生もちゃんと1人1人の能力を見つけていかないと、無理強いしてるのと何も変わらない。仕事に着くような年齢になっても、上司が部下の能力を見誤ったら、結局は上司が頭を下げる羽目になる。自分を見つけるのは、その位先の話ってことだ」

ちさと「…随分と気の長い話だね~?」

叶花「とはいえ…ほんの今でも、失敗を恐れて逃げてばかりいたら、結局は遅すぎたって判って後悔することもあるから、可能なことか試して挑戦してみるのも悪くはない…って、人生論ばかり展開するのも困った話だから、ま…つまみでも食いながら一杯飲もうかね」

ちさと「なぁんか、私…叶花に口説かれているような気分になるんだけど?って、無条件でいつでもOKなんだけどね~♡」

叶花「…って「彼女」って公言している相手を、何も口説き落とす必要はないだろうがww」

ちさと「それもそうだねww。で、弱点って…例えば、どんなに優秀な刃物にも存在するの?」

叶花「それは、これから試す作業の中で、意外とすぐに見つかるよ。ほい、じゃあ定規を開封してみるか…」

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ちさと「う~ん…見た感じはどっちの定規も普通に使えそうだけど…」

叶花「まぁ、陳列されてる時点で迷う位の、重大な欠点が両方に存在するんだけどね~。使い方次第では克服出来る範囲だけど」

ちさと「欠点?普通に直線に切るだけなのに??」

叶花「どっちも「普通に」直線には切れないよ」

ちさと「え~?じゃぁ…キャンドゥの方を試してみる~」

チキチキチキ…

ちさと「あれ?まっすぐに切れない??なんか曲がっちゃうよ~?」

叶花「まぁ、まっすぐに切れない理由はゆっくり考えていいよ~」

ちさと「じゃあ…次はダイソーの方を試してみるっ!」

チキチキチキ…

ちさと「あ、これだとまっすぐに切れる!」

叶花「じゃあ…その切った紙を斜め横から見てごらん?」

ちさと「斜め横?…う~ん…。あっ!紙に擦り傷がついてる~!!」

叶花「そ。ダイソーの曲尺は、光沢紙には使えないんだな。それが欠点。じゃあ、キャンドゥのほうは擦り傷はどう?」

ちさと「あ、こっちはツルツルで綺麗だよ~!何でこんなに差が出るの!?」

叶花「じゃあ…ちさとだったら、どっちが優れた商品って選ぶ?」

ちさと「…どっちも使えない…」

叶花「ん、予想通りの答えだな。じゃあ、あたしがおんなじことやってみるよ~。先ずはキャンドゥの方から…」

チキチキチキチキ…

叶花「ほい、ちさとだったらどう評価する?」

ちさと「まっすぐ切れてるし…やっぱり擦り傷がない」

叶花「じゃ、今度はダイソーの方で切ってみるよ~」

チキチキチキチキ…

叶花「まっすぐなのは間違いないけど、擦り傷はどうだい?」

ちさと「…ツルツルでキレイだよ。…え?どうゆう魔法!?」

叶花「どっちも性格をちゃんと見て使えば、ちゃんと使えるってことさ。強いて言えば…ダイソーの方が難易度が高いかな?」

ちさと「う~ん…鋭黒刃はよく切れるハズなのに、どうしてだろ?」

叶花「何でこんなに高級な刃をわざわざ選んだかの理由が判ればすぐ解けるよ?じゃあ…切るところをよ~く見てごらん?」

ちさと「うん。…あ、全然力を入れてないんだ~!」

叶花「ん、それで正解。切るって言うよりは、撫でるか、なぞってるって感じかな~。キャンドゥの方はそんな感じ。ダイソーの場合は、紙の上で曲尺を滑らせない…つまり、ピタッって一発で直線に当ててるって考えていいよ」

ちさと「あ、それだったらダイソーのほうが難しい理由が判った。でも、ちゃんと使えるのはどっちも同じ」

叶花「さぁて、この鋭黒刃は確かに優秀だ。じゃあ欠点はないか?って言ったら、刃物に特有の欠点だけはどうしても無くせない」

ちさと「ん~、どんな弱点だろう?刃物で使うとすれば…私の場合は包丁とハサミとカミソリ…位なものかなぁ?」

叶花「あ~、カミソリだけは敢えて強みと弱点の中間を使ってる特殊な例だ」

ちさと「カミソリが特殊…?あ!そっかぁ!カミソリって剃ってはいるけど切ってはいないよね!?」

叶花「じゃあさ、切ると切れないの中間に「剃る」を挟んで考えようか。多分、そのほうが早く気づくぞ?」

ちさと「根本的に考えると…切る時は横に滑らせる。剃る時は縦に滑らせる。じゃあ切れない方向ってどこだろ?」

叶花「立体で考えてみな~」

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ちさと「縦・横・高さで立体になる。刃物の立体って言うと…縦の反対は峰だ。でも、峰打ちは叩くとしては使えるよね?そうすると、峰も縦方向になるから…それ以外の方向って側面だ!!」

叶花「はい、ご名答。刃物って言うのは、側面から力を加えると弱いんだ。カッターナイフだったら、鋭黒刃みたいに強いものでも側面からの強さは保証できないんだわ」

ちさと「確かに、切れなくなったら折るのが使い方だから、側面に強い力が加わればパキッってなる。でも、折れない程度の力でもしなって曲がるよね?それって結構大きな弱みだよね?」

叶花「だな。じゃあさぁ、曲尺を刃に当てる方向ってどっちだ?これが全ての謎の答えだわ」

ちさと「あ…定規を側面に当てながら切ると直線になるよね?ってことは、力を入れ過ぎちゃうと…刃が側面にしなって真っ直ぐに切りづらい。で、ダイソーの曲尺は側面がすごく小さくしか当たらないから直線に切りやすいけど、素材そのものが硬いから今度は紙を傷つける。キャンドゥのほうは厚みがあるから、結構広い面積が側面に当たるから、刃がしなる! ファイナル・アンサー!」

叶花「OK!ファイナル・アンサー!」

ちさと「紙の性質にあわせて、定規を変えればいいから、どっちが性能がいい、とか言う問題じゃない!!」

叶花「はい、良く出来ました。比較するにも、使う紙次第…なんだよね~。確かに鋭黒刃は良く切れるけど、相性ってものがあるから、万能ではない。そこが難しい所でもあって面白い所でもあるんだわ」

【 追 記 】

数時間後…

ちさと「で、叶花はどっちの定規が気に入った?」

叶花「そうだなぁ…、切る場所が浮くってことで工夫は必要だけど、細かく切るのだったら、実際に切ってる線が見やすいキャンドゥの方かな?」

【ちさと】 <百円均一>細かい細工の出来る金定規(1)

どうも…叶花は0.02mmで困っていたらしい。

縦・横はそこまで困らなくても、問題は…厚み。印画紙に写真印刷をして、OPPテープで保護すればキレイな仕上がりになるのは、今までの加工で実証済み。

だけど、印画紙の厚みは0.27mm、OPPの厚みは0.04mm×2=0.35mm。

エンブレム程度ならこれでいいけど、SDカード、CFカード、ニッケル水素電池のデコには、どうしても厚みがありすぎる。とはいえ、これ以上グレードを下げたら、キレイな印刷が出来ない。

新しい紙や、コーティングを変えるかどうか考えていたけど…答えが出ない。それは当たり前のこと。インクジェット用紙を使っていれば、特性を考えたら本来は不可能なハズ…。

叶花は、1つの実験を試みてみよう、と考えていた。

叶花「これから、百円均一巡りをするけど…一緒にデートに来るか?」

ちさと「へ、デート…?うん、もちろん行くっ♡」

あれ?…何で叶花は「デート」って言葉を使ったのだろう?嬉しいんだけど、一体何があったんだろう? …ま、いっか。いつもだったら私からデートって言ってたのが替わっただけ、なんだもんね。

ちさと「百均巡り、ってことは自転車?」

叶花「うん。ちょっと比較をしないと、印刷で理解不能なことがあるからね」

ちさと「ふぅん?特に問題はなさそうみたいだけど?」

叶花「う~ん…さすがに限度まで来ちゃったからね…」

ちさと「まぁ…買い物を見てたら判るかぁ」

ということで、先ずはキャンドゥ。迷わず文房具と工具の売り場を巡っている。いくつかの定規を手にとって、じっくりと商品を眺めている。あ…、一つ決まったみたい。…って、あれ?15cmの定規?…何で、中途半端に小さいのを選んだんだろう?
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叶花「ちさとは、何か必要なのでもあるか?あったら一緒に買うけど?」

ちさと「う~ん…今日は特にないなぁ…」

叶花「そっか。じゃあ、会計を済ましたら次行くぞ」

ちさと「うんっ♡」

叶花は、まだ商品に微妙に不安感があるみたい。何か一生懸命考えているけれど、さすがにここまでの考え方は珍しい。答えは、まだまだ出そうにない。

叶花「さすがに…冬の自転車は寒いな~」

ちさと「そうだね~。この冬一番の冷え込みって言ってたもんね」

叶花「まぁ、さっさと買い物を済ませて、家で温まろうかね…」

ちさと「だね~。あれ?このコースってことは…」

叶花「ま、ちさとの予想通りだよ」

あ、ダイソーの入ってる建物の前に着いた。じゃあ、百円均一回りかぁ。叶花の定番コースだね、でも、他に何が必要なんだろう?

叶花「寒いし、たこ焼きでも食うか?」

ちさと「うんっ♡」

はふはふ…、うんっ、何となく暖まる。あれ…叶花の分は買わないのかな?…あ、消化剤と消化酵素の切れる時間だからか…。

ちさと「叶花も一個食べる?」

叶花「ああ、一個貰おうか。あ~ん」

ちさと「はいっ、熱いから気をつけてね」

叶花「はふはふ…、うん。前より味が上がったな~」

ちさと「慣れてきたんだね~」

叶花「じゃぁ、買い終わったらダイソーに行くぞ。あ、慌てなくてもいいからな」

ちさと「うんっ。はふはふ…」

そして、DAISOの店内。あ、また目的の棚の方に向かってる。

叶花「う~ん…文具の売り場は良いのがないなぁ…。やっぱり工具売り場かな?」

ちさと「え、そんなにこだわりで買うのがあるの?」

叶花「ああ。折角昨日、いいカッターの歯を買ったからな」

ちさと「ああ、それでかぁ。…あれ?OA用品売場?」

叶花「シールタイプの光沢紙が欲しいからなぁ」

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ちさと「…あれ?前はあまり良い色が出ないだろう…って避けてたのに?」

叶花「ま、あくまでも実験だ。万が一、ってこともあるしな。じゃ、次は工具売り場だ」

ちさと「…へぇ、あんまり叶花らしくない買い方だね?」

叶花「ある程度、商品は決まってるからな」

ちさと「へぇ…。で、買うのはなぁに?」

叶花「ん、定規だよ」

ちさと「あれ、さっき「CanDo」で買ったのに?」

叶花「ん~、どっちが良いかの比較だわ」

ちさと「比較…って言っても、さっきのは結構便利な商品だったよ?」

叶花「ま、着眼点の違いさ」

あ、叶花が商品を手にとった。あ、また15cmで…今度は随分とコンパクトな曲尺だ。何となく、叶花の目指してるのが解ってきた。

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ちさと「さっきと同じ15cmだけど、深さを測る用途のじゃない、それって?」

叶花「恐らくは…素直に深さを測るために使っていない方が多いんじゃないかな~」

ちさと「ってことは、この上下パーツはオマケ?」

叶花「そう考えるのが自然だね…ってゆうか、強引にパーツをつけて「深さを測る用途です」ってしなければ、百円出しても高すぎるわ。そんなに精度も良くはなさそうだし」

ちさと「って、判ってるのに関わらず買う理由は??」

叶花「素直に紙に吸いついて、カッターナイフに耐えられる素材でフツーに直線に切れるのであれば、何でも良いんだよ。ただなぁ…30cmも要らないんだわ」

ちさと「へ?長いほうが用途が広がりそうなのに、なんで?」

叶花「ちょいと難しいが、「応力分散」って聞いたことあるか?…って、原理は中学校でもやるけど、この名前が出てくるのは高校物理なんだけどね…」

ちさと「ん~、要するに加えた力が分散しちゃうこと、かな?」

叶花「お、よく正解が出てきたなぁ。結構、ここいらって理工学系だから難しいんだよ。じゃあ、正解が出たってことは、これは解けるな」

ちさと「無理~!たまたま運が良かっただけだよぉ~」

叶花「ん?意外に単純だぞ。15cmと30cmの同じ太さの定規が2本あるとする。それではがきサイズの紙を切ろうとするのだが…、実は30cmのほうが紙がズレて失敗しやすいんだわ。計算する前から答えが出てる面白いパターンだな」

ちさと「え~と…机とか紙に接する面積が…15cmだと30cmの半分だから、同じ力を加えれば2倍になる…っていう反比例の関係、でいいのかな?」

叶花「あらま、これじゃあたしが解説する必要は無い位までキレイな正解だわ…。てことで、割高でも15cmが欲しい訳なんだよ。うちの定規は、確かにカッティングに特化してる、滑り止めの付いてる物だけど…それでも、切るものがズレるとなったら…こうゆう結果」

ちさと「性能の良すぎるカッターナイフを買っちゃったら、そんな意外な展開になった訳ね…。撫でる程度でスパッと切れても、解決しないこともあるんだ~」

叶花「紙の性質を知ってたら、切れ味の良さが上がっても、切るための力が減ったのは、刃先じゃなくてあくまでも「手」だった事を忘れてたってことだ。紙を裁断するには、一定以上の力が加わって初めて切れる。これを「剪断応力」って言うんだ」

ちさと「うわぁ…理屈は判っても用語が面倒くさすぎ~!」

叶花「まぁ、こんな漢字はあまり使わないが…、意味がちゃんと判ると、実は作業能率そのものがアップする秘訣なのさ。「摩擦力」と殆ど同じ用途なのだけど…唯一の違いは、摩擦力には∞(無限大)が存在するけど、剪断応力は限りなく大きな数字になっても、無限大にはならない、その程度の違いだわ」

ちさと「ん?摩擦力が無限大って、どうゆうこと?」

叶花「それは単純。ピッタリと固定されたり接着・溶接したら、物体そのものを破壊しないと外せない。この状態が無限大だ」

ちさと「もう、そこまで行ったら摩擦力を考える意味がないよね~ww」

叶花「そ。だから「無限大」。ただ、剪断応力は物質を断ち切る力だから、無限大にはなり得ない。そのかわり、摩擦力と同じで「0」が存在するけど、滑らせるものを作るなら、摩擦力0は理想的。でも、剪断応力が0になっちゃったら…何にも切れなくなる」

ちさと「刃先が丸くなって切れなくなってくると、剪断応力は0に近づく、って考え方でいいのかな?」

叶花「ああ、その通りだ。ヤスリが削れなくなるのも、剪断応力が奪われて0に近づくって考えれば納得するぞ。ちなみに、一番硬いって言われるダイヤモンドでさえ、相手のほうが柔らかいにも関わらずに削れなくなる」

ちさと「へぇ…ダイヤモンドは「永遠の輝き」何て言われるけど、全然永遠じゃないんだぁ」

叶花「そだよ~。で、次に硬いって言われるものはコランダム…まぁ、透明で輝きがあれば「ルビー」とか「サファイヤ」になるけど、安価で大量生産すれば紙やすりの研磨剤で1枚20円程度…。当然、どんどん削れなくなるから剪断応力が0に近づく。だから、どんなにキレイな宝石でも保管や手入れ次第では、一瞬で価値が無くなることもある」

ちさと「そうすると…普段は金庫にでも入れて置かないと、カットが欠けた…なんてこともありそう…」

叶花「う~ん、ダイヤモンドの硬さはそう万能じゃないぞ?ついでに金庫に入れても、火災で800℃程度まで上昇したら、何億円もする物体が単なる炭やカスになる。まぁ、燃やした場合はあくまでも想定でしかないから、試す人もいないだろうけど…。ちなみに、普段の生活でも、人造サファイヤはどんどん消耗してるぞ?」

ちさと「サファイヤの消耗?それって…うちにもある?」

叶花「あるなぁ~。しかも複数個。今だったら8割以上の家庭でサファイヤを消耗してるな。ちなみに、サファイヤの定義は「濃赤色」以外の透明なコランダム…つまり、ルビー以外の酸化アルミニウムの透明結晶だ」

ちさと「どこに使ってるんだろう?」

叶花「ん、答えはカンタン。CD/DVD/Blu-rayのレーザーは、サファイヤに電圧をかけて励起させることで発生するんだわ。但し、レーザーを出すときに、少しずつ消耗していくんだけどね…」

ちさと「じゃあ、お財布の1円玉って…人造サファイヤに化けさせる方法とかってあるの?」

叶花「あるよ~。普通はコストがかかりすぎでやらないけどな」

ちさと「そっかぁ…、それで儲けるのはムリなのかぁ」

叶花「無理以前に、硬貨を故意に破壊したり変形させたら罪になる。もっとも、10円玉以下でないと、鋳造し直しても原価割れするぞ?」

ちさと「だから、高価を別のものに鋳造し直すような事件が起こらないんだぁ」

叶花「そうゆうこと。ま、折角1円玉の話が出たことだし、ちょいと頓知を効かせた例を出してみるか…。アルミニウムは、原料から作成するよりも、リサイクルしたほうが遥かに安いんだ。ちなみに、1円玉を作るのにかかる金額は1個あたり8円ちょいと。しかも流通過剰だったから、暫くの間は1円玉と5円玉は作ってなかったんだわ」

ちさと「流通過剰じゃあ、作れば作るだけ損をするから作らないのは当たり前だよね~」

叶花「それで今年は、消費税の値上げを考えてもっと1円玉と5円玉を作りましょう、ってなったのだが…」

ちさと「確かに、増やさないとお釣りに困りそうだよね?」

叶花「ところがだ。消費税を8円にして硬貨を増やすのならば、最低でも税抜き1000円の買い物をしないと、硬貨を作ってもどんどん赤字になるんだわ」

ちさと「消費税を引き上げるために、1円玉と5円玉を大量に作ったら…子供のお小遣い程度の買い物の繰り返しだと、破綻しちゃうって結論が出るんですけど?」

叶花「な、百円均一店の中での話だと、妙にシュールだろう?」

ちさと「…確かに。10個買うような物って限られてるし…」

叶花「それじゃあ、お客さんが来るからこのグラスを買わないとね~と、棚から取り出したこのグラス。このクラスになると、合羽橋に行っても1個105円より安くは買えない」

ちさと「お客さんが何人来るかで国庫の存亡に繋がる、って言いたそうww」

叶花「そこまで判ってれば話は早い。消費税の使い道は約束通りであれば、公共の利益に使う…ってことになってる。ちゃんと守れば、税抜き1,000円のうち国庫財政に回るのは125円になる。そして、消費税80円が公共利益になる。単純に計算すればこんなもん」

ちさと「まぁ、面倒な計算をしなければこんな感じだよね」

叶花「うん。本気で式を組み立てたらとんでもないことになるから、逆算で出せる程度に国庫財政になってもらいましたww」

ちさと「あれ?その計算通りだと…全額回しても1円玉が15個しか作れないよ??」

叶花「さて…ここで日本銀行を支えているのは誰か?で考えると、51%で政府(正確には財務大臣)の債券だ。そうすると…政府が8円の消費税を全額回しても8円しか発生しない」

ちさと「あれ?…使った額と作った額が同じになる??」

叶花「ってことは、1円玉を作るために8円の消費税を払う、という対消滅が発生する訳だ。誰が儲けるんでしょうね~?」

ちさと「対消滅…ってことは、消費税の使い道を決めるどころか、消費税が消滅しちゃってるよね?」

叶花「公共の利益に使う、何て言ってるけど…使うために国民から受け取った消費税は蒸発したのと同じことになるんだわ。医療・福祉・教育・子育てに使う、なんて言ってるけど…どこにそのお金があるのやら?だわ。美談どころか言い訳にすらならない」

ちさと「じゃあ、このグラスを消費税率が8%になって買ったとしても、その8円って…極端に言えば、お金を作るために払うようなもの?」

叶花「硬貨ならともかくとして、紙幣に至っては正式名称は「日本銀行券」だから、枚数をいっぱい刷ったらとんでもないインフレを起こすよな?」

ちさと「あ、インフレとデフレの関係は勉強でやったから判る~」

叶花「で、もし安倍の坊っちゃんが「デフレから脱却した」って言わないで、硬貨と日本銀行券を黙々と作ったらどうなる?」

ちさと「スタグフレーション…だよね?」

叶花「ま、嘘でもデフレから脱却したとでも言っておかないと、そうなるわな。もっとも、スタグフレーションにも種類が色々あるのだが、今回のような円安や増税を外的要因とするインフレは「コストプッシュインフレーション」からのスタグフレーションになる」

ちさと「う~ん…何かフタを開けたら異様に難しい問題だってことは判った。これもアベノミクスなの?」

叶花「ま、アベノミクスの正体は明確なインフレの牽引だから、円安で雇用が増えるかどうかと言えば、消費者が買い渋るから、作っても国内では儲からない。しかも原料を国外からの輸入に頼らざるを得ない日本は、食材・原料が高騰するから雇用を増やせないどころか賃金も上がらない」

ちさと「じゃあ、買いたくても収入が減るから買えないね」

叶花「ちさとの表現は、短いけど的確だな。これだったら、教えられる方も理解が早いわ。ちゃんと勉強してるんだな」

ちさと「えへへ~、でも薄利多売だと経営が苦しそうだね」

叶花「まぁ、百円均一でその言葉は、妙にシュールだな。もっとも、口では「内需拡大」なんて言ってるけど、本当に利益を出せるのは、製造業かつ輸出業しかないのは確かだ。これでプルサーマルまで内需に含めた日には、安全対策が出来上がらないうちに原発が稼働することになる。とゆうか、どんなに原発反対を声高に言っても「燃料高騰に依る電気料金の値上げ」で押し続ければ、世論は変わる」

ちさと「あんなに大きな原発事故を起こしてもなの?」

叶花「発電する側と、電気製品(特に小型端末)を作る側の利益が一致してるからさ。ほれ、そのiPad mini「てとら」の中に入ってるリチウム水素電池は、充電時にはかなりの電力を食うぞ?とはいえ、叶花のOA機器やらカメラだのの「eneloop」も、本数がここまで増えたら、さすがに充電電力は結構大きいわ…」

ちさと「スマホ1台の充電って、かなりの量の電力を使ってるもんね」

叶花「コンセントに繋ぎっぱなしで待機電力を膨らませないようにするとか、コツはあるのだけどな。原発に反対する国民は、ただ「反対」を言い続けるだけじゃ何の効き目もない。節電してから初めて原発は要らない、って言える」

ちさと「例えば…スマホとiPad miniの充電にPCのUSB給電って、節電?」

叶花「常時起動しているデスクトップ機だったら、結構な節電になる。ついでに要らないデバイスを切り離せば更に節電」

ちさと「ノパソのUSB給電は?」

叶花「普通は電力に余裕がないから、動作が大きくなった場合なんかは、2次電池(充電池のこと)のリチウム電池も給電元になるからトントン」

ちさと「そっかぁ、2次電池の電力を、別の機器の給電や充電に使ったらあんまりエコにならないんだぁ」

叶花「そうゆうこと。確かに、電力消費自体はゆっくりだけど、2次電池の直列は一種のカニバリズムだ」

ちさと「じゃあ、2次電池の並列ってどんな場合?」

叶花「別のコンセントに、交直変換をかけてUSBと同じ電力を発生させるアダプターは並列だな。一見無駄遣いに見えるけど…電力そのものは短時間に大きい物を引き出せるから、時間短縮される分で結構なエコ。急速充電が出来る場合でも、1時間は短くなる」

ちさと「じゃあ、1時間分はエコなんだね」

叶花「だな。ただ、短時間だから結構熱が発生するから、無駄と勘違いする人が多いよ。充電容量は同じだから、トータルの熱量は同じになる。かえって電力の弱い方から引っ張ると、逃げるエネルギーも増えちゃうから損だわ」

ちさと「電力が大きいほうが損失率は少ないの?」

叶花「だよ。例えば300kmの長い送電線は、25,000Vなんていう、ものすごい電圧をかけるけど、電圧の大きさと損失率は2乗で反比例する。仮に25,000Vを倍の50,000Vにしたら電力の損失は1/4になる」

ちさと「じゃあ、ノパソを経由してくる分で電力損失が発生するから、直接100V電源にアダプターを繋いだほうが、電力損失が少なくなるんだ」

叶花「うん。姪がこれだけ飲み込みが良いと嬉しいよ~」

ちさと「叶花の解説が、上手く考えを誘導してくれるから嬉しいよ~」

叶花「さて…紙と定規を買ったらどうしましょうかね~?」

ちさと「飲み物を買って、早速叶花のうちで試してみようよ~」

叶花「了解っ」

【沙奈】 いつかパトロンになってやるわさぁ!!(4)

もうすぐ、ちさとと真琴の採点が終わる。こうゆう時のアイスがあると、気分もリフレッシュ出来るしやり甲斐がある…とゆうか、珍問を繰り出してくるものの採点は殆どが叶花のほうだったけど。

前回の「アイソレーション」「ダイバーシティ」で分けている用な感じ。私の方は、アイソレーションで良いのだけど、叶花はというと…大抵の皆さんが御存知の通り…。

沙奈「あれ?まだハーゲンダッツ食べないの?」

叶花「あ~、10分経った頃の滑らかさが美味しいんだよ。ま、丁度その頃に添削・採点が終わるしな…」

ちさと「ど、今回の結果は?」

叶花「アンチョコを見ないで、ここまで出来たなら大したもんだわ」

ちさと「教科書の副読本見たら、先生と同じ答えになっちゃって型にはまった分、考える余地がなくなるもんね」

沙奈「あら、ちさとちゃん、アンチョコの使い方がよく判ってるじゃない」

ちさと「えへへっ、でも…本当に解らない時とか、どっちが正解なのかで困ったときは、仕方なく使うけどね」

叶花「そんな感じでアンチョコを使ってるなら、かなり優秀だわ。確かに、アンチョコを覚えれば、学校で採用してる教科書に対してだけは効き目があるからな~」

ちさと「でも、検定を通らなかった教科書の部分は、国語系だと結構気になるよ。何で採用されなかったか…よりも、採用されない理由が判ったほうが勉強になりそうな気がするけど…」

叶花「うん。ちさとの言い分は正しいわ。「こうしなさい」って感じの勉強よりは「こうしちゃ駄目」って勉強の方が、本来は身につくんだ。特にマークシート式の選択問題で能力を判定するケースは、4~5択問題だった場合は、とんでもない良い点数が出ることが多いんだ」

ちさと「それだったら、教科書と一緒に副読本…アンチョコを一緒に配布しちゃえばいいのにね」

叶花「まぁ…なかなか点が取れない、いわゆる落ちこぼれの生徒を救済するのならそれもいいのだが、逆に取れば点数がしっかりと取れる生徒は、先生が素直にテスト問題を作っちゃうと、90点以上~100点の人がゾロゾロ出てきちゃう。相対評価が学力達成度の基準だったら、点数の高い集団は1問もミスがあってはならない、になるから、普通はアンチョコは配布出来ない」

沙奈「正直な所、お金をかければ点数が上乗せ出来るのが現状だもんね…」

叶花「ま、それが故に大きな塾ではあたしは教えられない、と言うか教えたくないって感じ…かな」

ちさと「そっかぁ…教育ってどうやってもお金が必要なんだね」

叶花「正直な所、それが正解。教え子を競わせるような方法を続けてたら、勉強が出来ない=バカ、にしかならない」

沙奈「バカにされないようにする為には、お金を積んでどうにかするしかないのが普通だもんね」

叶花「実際に、あたしも点数の積み上げの為に、親にお金を使わせたパターンだから、偉そうなことを言える立場じゃないがな…」

ちさと「そんなにお金がかかったの?」

叶花「ああ。少人数の塾にも行ったし、個人指導や家庭教師まで使ったよ。全く…それで大した学力じゃなかったから、色々と親不孝な息子だわ」

ちさと「でも…それでどうして、叶花は私達に勉強を教えることが出来るの?」

叶花「はははっ、普通は落ちこぼれは、どうやっても脱することは出来ないもんな~。但し、だ「勉強のやり方を知る」事が出来れば状況は一転する」

ちさと「ってことは、今の勉強スタイルは、叶花の「勉強のやり方」ってことなの?」

沙奈「う~ん、確かに近いけど…本当のところは人それぞれだよ?」

叶花「だな。ちさとと真琴、沙奈とめぐみは全く教え方も覚え方も違うぞ?どうやれば伸びるか、伸びるために必要なのは何か?な辺りはそれこそ試行錯誤に近いものがあるしなぁ…」

ちさと「そうすると…今回みたいに私とまこちゃんのテストの出来具合は、勉強方法を違わせる必要がある…ってことよね?」

叶花「元々、ちさとと真琴の教え方は全く違うぞ。仮に2人並んでいて教える場合でも、同時に教えているように見えて、それぞれの理解方法に合わせて別の不足説明を加えてる。だから、今回のケースが特別って訳ではないんだよ」

ちさと「何となく…は判ったけど、叶花の目標の「時間短縮」と逆な考え方になっちゃうよね?」

叶花「そりゃ考え方が全く反対方向って言うのなら、2倍の時間がかかるのは仕方ないが…そんな現象が発生するのは本当に稀だ。大抵は7割は普通に説明が出来るが、残り3割程度は教え方のプライミングが違うものを混ぜる。ま、そんな感じ」

ちさと「…プライミング?」

沙奈「簡単に言えば「手続き」とか「手法」のこと。要は記憶に留めるための手続きが3割位違うのよ。それは、めぐみと私の場合の違いとあんまり変わらないかなぁ?」

叶花「そうだな。沙奈とめぐみは同じ学校だから、本来は覚えてきている物は、文系と理系で別れるものでなければ同じになる…ハズだが、同じ先生でも聴いてる要点が違えば、覚えてくるものが結構違っちゃうんだ」

沙奈「そ。叶花の教えてる所は2人の違いの穴埋めもあるのよ。ついでに言えば、大抵の人は復習ってしたがらないし、私も自分で復習するのが面倒だから、叶花はとんでもないギミックを仕込んでるの」

ちさと「え~、そのギミックは判らないよ~!!」

沙奈「ねぇ、叶花ぁ、そのギミックをちさとちゃんに教えちゃってもいい?」

叶花「そのうち判る事だから、それが今でも全然構わないよ」

沙奈「じゃ、先生の許可が出たから、特別に教えてあげるね。実は、叶花の勉強方法だと最低2回は復習してることになるのよ。多分、気がついてないハズだけど」

ちさと「へ?叶花は復習が少なめなのに??」

沙奈「うん。先ずは授業よりもかなり先を勉強してるよね?」

ちさと「当社比167%とか、ママに冗談ぽく言ってるけど、本当にかなり先を教えてるよ?」

沙奈「その後に小テストをやるよね?それで復習1回目」

ちさと「ん~、まこちゃんは何故かいつもはいい点を取ってるけど、覚え方が上手なのかな?」

沙奈「それは、叶花が教える前にその範囲を自分で予習してるからよ。だから、まこちゃんにとっては叶花の授業は復習1回目。小テストは2回目になるわね」

ちさと「…だから叶花が「変人」って言ってるのかぁ(苦笑)」

沙奈「で、小テストの解答の後で解説してるでしょ?だから、そこで2回目」

ちさと「だからいつも「勉強の後はたっぷり遊んでおけよ~」って言って、何気にデートに連れて行ってくれるんだね」

沙奈「…普通は、授業の後は先生の顔はあんまり見たくないものだけど、ちさとちゃんちとっては「デート」なのね」

ちさと「オン・オフの切り替えは得意だもんっ♪」

沙奈「あははは…、で、実際に授業に挑んだら復習2回目。定期テストの前の特別講習で3回目。定期テストも復習に含めたら、解いてる間で4回目、もし学校でテストの解説をする先生だったら5回目、そして叶花が再度テストを眺めて説明を入れたら6回目。これだけ復習して成績に反映しなかったら嘘でしょう」

ちさと「…考えてみたらそうだね。それで、通信簿見て「よく出来ました」ってご褒美。う~ん、普通だったら学費を受け取ってもいい位なのにね」

沙奈「ま、叶花は別の稼ぎ方があるし…何よりも、テストの点数と通信簿の数字が嬉しいのよ」

ちさと「そうなの、叶花?」

叶花「そりゃそうだ。成績はお金で買うのはとっても難しい物だからさ」

沙奈「でしょ?それでちさとちゃん、まこちゃん、めぐみ、私の4人の成績が良いんだから、もしそれを学費でどうにかしようとしたらお幾ら万円になるの?な話だから。それに比べたら、お勉強の途中のお菓子代は微々たるものよ。それに、勉強がちゃんと成績に反映してるから、お菓子の差し入れも多くなってくるし。本当に私達全員分の成績次第で、叶花の羽振りも変わるのよ」

ちさと「…確かに、今までのケーキ代とかファミレスのスイーツ代とか諸々を考えたらあり得ないレベルだもんね」

叶花「そ。だから、金の心配をする前に、自分の点数を心配してくれた方があたしにとっては、色々と得るものが変わってくるんだよ。それこそ単純に考えれば、コーラとコーヒーの飲み放題は有難いしなぁ」

沙奈「…ただ、それに乗じてタバコの本数が増えるのはどうかしら?って所なんだけどね。対抗出来ない位の完璧な理論が存在するから、単に「禁煙しろ」とは言えないけどね…」

ちさと「…叶花のことだから、生物学的な理論でも平気で出してきそう…」

沙奈「生物学どころか、医学書読んでも困るレベルまで持ちだしてくるからねぇ…」

ちさと「当分は禁煙することはなさそうだね…。空気清浄機2台動いてるから、キス以外では残り香は困らないけど」

沙奈「あんまりキスがタバコ臭が多かったら、リステリンで消臭を要求してもいいのよ?でも…ちさとちゃんはミント味が好きだから、まだマシなのかな?叶花の吸ってるタバコは、思いっきりメンソールだから…」

ちさと「でも、煙の残り香…っていうのかな?あの焦げたみたいな味は微妙…」

沙奈「じゃ、バレンタインはチョコの代わりにリステリンだねww」

ちさと「あ、そのアイデアはいいかも~」

沙奈「さて…、添削と採点は終わったし、寝ましょうか」

ちさと「うん。叶花は…今から眠れるの?眠剤のバランスが難しそうだけど…」

叶花「ま、超短期型のがあるから…それで少しは眠れるでしょ」

沙奈「じゃあ、2人のお邪魔になっちゃうから、お婆ちゃんのお部屋で眠るね~ww」

叶花「そこまで嬉しそうに言われても困るのだが…ま、お休みなさい」

ちさと「おやすみなさぁい~。明日は休日だから、ゆっくり眠るね~♪」

【ちさと】 いつかパトロンになってやるわさぁ!!(3)

それは1/10の話。折角、沙奈ちゃんを匿ってる間だし、ということで一緒に叶花の追跡をしてみようという話になった。

ただ…叶花の生活リズムには、さすがについていくのは難しくて、私が眼を覚ましたら、もう叶花は起きてるし、沙奈ちゃんも叶花と一緒に、かなりの勢いで教科書にかじりついてる。

時計を見たら…午前3時をちょっと過ぎた頃。…一体、何時から起きて黙々と教科書や参考書と格闘してるんだろう?後ろからそっと覗きこむと、レポート用紙にビッシリと書き込みがされているのは判った。何時間も書き続けてるのかな?とか考えているうちに、あっという間に次の紙に書き始めている。それは沙奈ちゃんも同じ。

そっか、沙奈ちゃんは教職課程を目指してるんだもんね…。叶花に負けてはいられない、って考えてても不思議はない。でも…教科書や参考書が中学校の物、ついでに添削されてる小テストも…って言うことはまこちゃんと私の分、ってことか。

…あれ?何で叶花が採点したまこちゃんの現国が赤ペン入れまくりなんだろう?沙奈ちゃんが採点した、私の小テストは殆ど間違ってないのに??

叶花「お、ちさとも起きてきたか…。って、折角なんだからもっと寝てればいいのにさぁ」

沙奈「今回の小テストは、まこちゃんも裏を書かれたって感じだね。ちさとちゃん、結構いい正答率だよ?ちゃんと文章読んでるし」

叶花「まぁ…真琴はちょいと「正しい漢字」を書かせないとなぁ(苦笑)。コンピューターに慣れちゃうと、時々こうゆう現象が起こるんだよ。だから、あたしのレポート用紙は、手抜きをしないで筆記だよ」

沙奈「ちさとちゃんみたいな生徒だったら、コツコツやれば伸びるんだよ」

ちさと「そうなんだ…。って、叶花っていつもこんな時間に添削して、次の課題を書き出してるの?」

叶花「ん~、まぁ今日は沙奈が手伝ってくれてるから、また寝直しが出来るけどねww」

ちさと「でも…沙奈ちゃん、いきなりのピンチヒッターで、採点と苦手な箇所の抜き出しとかってすぐに出来るの?」

沙奈「だって、昔に叶花が教えてくれた頃のと、そんなに変わらないもん。間違いやすいところも、大体同じだしね。それに、どうしてこうなったのかなぁ?っていう所はちゃんと叶花は見てるから、解釈のし間違えた場所は、ちゃんと説明入れてくれるしね」

ちさと「そっかぁ…。でもこの感じだと…まこちゃん、結構ショック受けそうだね」

叶花「得意科目なだけに、尚更…ってとこかな。ま、漢字の書けない大人にならないのなら、それでいいさ。しかし…今更現国で太宰の文章の指摘をさせるとは…文科省も何を考えてるんだか…。もっとも、あたしの頃は、三島由紀夫なんて…偏屈な物を押し付けられたから、まだマシだけどな」

沙奈「一度でいいから、石原慎太郎の指摘をさせるような現国はやってみたいな~ww」

叶花「ま、今更あんな爺さんの芥川官能小説賞を解釈したって、何の勉強にもならんだろww」

沙奈「あら~、結構叶花も際どいこと言うのねww」

叶花「それでも、オノマトペの塊がこの先の現国の標準になっていくよりは、あの爺さんでも「最後の良心」としては一定の評価はしてるつもりだよ?」

ちさと「なんか…あまりに意味が判らないでチンプンカンプンだけど、なんか楽しそうな評論だね」

叶花「そ。勉強の面白さってのは、単なる点数競争じゃなくて、一つの課題について、自分の考えをしっかりと語り合うことなのさ。正解がなかなか見えないってのは、逆に考えたら自分の間違いを自分で探すきっかけになる」

沙奈「先生が○×をつけても、意味が判らなければ、ちゃんとした自分なりの答えにはたどり着けない…ってことなのよ」

ちさと「それって…どんな教科でも同じこと?」

叶花「そうさ。ちゃんと定義つけられているものでも、先生がほんの1つ言い間違えただけで、誰も疑問に気がつかなければ…とんでもないことになるよ」

沙奈「叶花、結構派手な議論の逆転を何度かしでかしたもんね~ww」

叶花「あはは、あれらかぁww。ほんの一例だが、先生のかったるい解剖学的な講義を聴いてたのさ。ただ…学んできたことと違う、裏付けもあるしおかしい…ってことで、絶対の自信があったから「それは1個違う」って食い下がらなかった。そしたら…さすがの先生も考えたんだろうなぁ。次回までにちゃんと調べてきて、先生から「前回は間違って教えてしまいました」…とな」

ちさと「解剖学って…命に関わるような気が…」

叶花「うん。もし現場に持って行ったら命にかかわるよ?とはいえ、別にあたしも先生も医者じゃないから笑い話で済むけどね。まぁ、そのすぐ後にまさにその場所をレントゲン撮影、ってオチがついたけど。まさか自分の体で裏付ける結果になるとはねぇww」

沙奈「ところで…ちさとちゃんのこの考察はどうしたらいい?」

叶花「反語が含まれてるから、前後のどっちかが書いてあれば正解でいいよ。理由はあたしが説明するから。しかし…真琴のこの漢字群は、どう説明すればいいのやら…」

沙奈「そうねぇ…、漢字の誤用だから「字」の意味を説明すればいいんじゃないかしら?」

叶花「…仕方ない。ちょいと解説が面倒だけど、そこで手を打つか」

ちさと「って、叶花っていつもそこまで幅広く見てるの!?」

叶花「正しい使用例と、使っちゃいけない理由の説明が必要だろ?でないと、文字の意味が判らない。それが漢字の一番難しい所なんだよ」

ちさと「いっそのこと、全部仮名文字にしちゃえば楽なのにね~」

叶花「その発想は、そう間違ってはいないぞ。お隣の国ではそれが普通だ。そうゆう文字を「表音文字」って言うんだけどな」

沙奈「そんな勿体つけた表現にしないで、答えを教えてあげたらいいのに~ww」

叶花「まぁな。ただ、沙奈の日本語もちと間違ってるぞ?意図して違わせたのなら構わんのだが」

沙奈「へ?どっか間違ってる?」

叶花「ああ。勿体は「つける」じゃなくて「振る」、「いい」じゃなくて「よい」なんだけどな。ま、通用する範囲だからそれはそれで構わんが…で、ちさとはその「表音文字」は判ったか?」

ちさと「うん。ハングルだよね?」

叶花「ん、正解。現に、使い勝手の良い言語だから、ミクロネシアのある国では、敢えてハングル文字を教えてる位だぞ。…もっとも、日本もGHQの占領時に、英語化してくれたらもっと世界に通用する国になれたんだがなぁ…」

ちさと「ん~、じゃあその場合の、今の日本語の位置づけはどこ?」

叶花「普通に「日本語」って科目で良いだろ。どうしても…っていうなら「古文」でも「古典」でも構わないだろうが」

沙奈「確かに公用語が英語だったら、結構いろいろな国に手ぶらで行けるのにね~」

叶花「だな。もっとも、台湾とか南方アジアでは、日本語が通じることが多いのは、結構助かるww」

ちさと「ん~、何かそれって日本の占領していた時代を正当化してない?」

叶花「ほぅ、随分と立派な事を言うなぁww。個人的には、否定も肯定もないぞ?一部の極端な軍部上層部を除いては、完全な日本語転換を目指さなかったし、傀儡国家とはいえ、独立国家を認めたのだから、そう悪くはない。それを持ちだしたら、今の英国連邦領はもれなく悪者だわww」

沙奈「まぁた、叶花もそんな極端な国策を持ち出したら、変な概念を植え付けちゃうでしょうにww」

叶花「それは言えてる。ただ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは…さすがのイギリスでも目に余るものがあるぞ?エリザベス女王の地位格上げでしかない、って言えばそれまでだわ。…後が怖いから、日本国天皇については言わないでおくがww」

沙奈「ね~、電凸されたら溜まったものじゃないもんね~。でも…ちさとちゃんなら「集団」の理解は十分出来るみたいだから…「アイソレーション」と「ダイバーシティ」までは教えてもいいんじゃない?」

ちさと「アイソレーション?ダイバーシティ??私、英語はあんま得意じゃないよ??」

叶花「和訳すればそんなに難しくない。「標準化」に「多様化」だ。正反対の考え方…ってこと位は、ちょいと考えれば判るハズ」

沙奈「だね~。でも、ここ最近の日本語は横文字を嫌わなくなってるから、いきなり出てきて…判らないと妙に難しい言葉になるかな、意味はそんなに難しくないのにね」

ちさと「うん、ちゃんと日本語にすれば理解に困らないね」

叶花「じゃあ、ちさとに解りやすく説明するわ。例えば…枕詞(まくらことば)は、どっちに当てはまる?」

ちさと「それは迷わず標準化。次に出てくる詞が決まってるもん」

叶花「ほい、正解。ただ、季語をアイソレーション化しちゃうと、風流ではあるが…使えない単語になる。これは「標準化の弊害」って言うんだ。一歩間違えると、すごい変な日本語になるぞ~。例えば…「五月雨」って書くと季節感が滅茶苦茶だ。いつの季語かは判るな?」

ちさと「うん、普通に「夏」だね~。要は「梅雨」って事だから」

叶花「でも、沖縄ならともかくとして…5月に梅雨入りはしないだろ?何でそんな事になるか判るか?」

沙奈「叶花らしい教え方だね~。ちょっと意地悪な問題っぽそうだけど、実は教科書にもちゃんと書いてあるのに、答えがどこにも書いてない。先生の感性が問われる部分だもんね~」

ちさと「あ、でも私その答えなら判るよ。旧暦に直せばいいんでしょ?」

沙奈「あらま…一発で解いちゃったわ。ってことは何色かも判る?」

ちさと「緑」

叶花「ん~、ちさとみたいなタイプだったら、古語辞典は持ち歩かないほうがいいかもな。感性と知識がちゃんと結びついていれば、自然に解ける。辞典の間違いを見つけちゃった日には、日本語そのものが嫌いになるわ」

沙奈「あはは…、じゃあ、ちさとちゃんの「緑」だって判断出来た物を持ってきてみる~?」

叶花「あ~、それは良問だな。筆記で出しようがないけど、素直に覚えたら絶対に間違えるからな」

ちさと「持ってきたよ。すぐ見つかったけどこれでいい?」

沙奈「あら、もっと極端な物を期待してたんだけど…無難すぎる正解だから、違う色にすれば良かったかしら?」

叶花「ん~?プリンターのインクのシアンか。ま、いいんでない?」

沙奈「叶花だったら、どの辺りの幅で正解にする?」

叶花「藍~浅葱…ってトコかな?少なくとも、スペアミントの鉢植えを持って来たでもなければ正解にはする」

沙奈「…う~ん、随分とアバウトな答えね」

叶花「個人差があるからなぁ…。I型かII型の色盲なら間違わないけど、III型だったら間違っても仕方ないから、こればかりは採点が出来ない。これは、アイソレーション化してはいけない範囲。めぐみはここいらの範囲は得意だな…」

ちさと「…そんなに難しい問題になっちゃうの、それって?」

叶花「あ~、難しく考えちゃいけないから、個人差…それこそダイバーシティでいいよ。III型色盲は滅多に発生しないし、色盲自体は女性にはあまり縁のない話だ。X染色体の劣性遺伝がI、II型色盲の原因だから、男性の色盲率は結構高いぞ?…あまりに確率が高いから、異常の範囲には含められないし」

沙奈「それこそ、かなりの暗闇の場合は色の認識は出来ないから、逆に色盲の人のほうが有利になるんだよ。私が知ってるのはここまでかな~?」

叶花「そうだなぁ…いまのちさとに教えても大丈夫な範囲で言えば、視神経は人間の場合は通常4種類。明るい赤(564nm)、緑(534nm)、青(420nm)周辺の波長を捉えられる「錐体細胞」と、暗い498nm周辺の波長を捉えられる「桿体細胞」で構成されている、ってことかな?数字はともかく、光の3原色(RGB)に対応する視神経が揃っていれば、普通に色は見分けられる。原理はそんなとこ」

ちさと「ん~、何となく原理は判った。2種類しか視神経が無いで、3原色が判別出来ない場合を「色盲」って言うんだね?」

叶花「うん、その通り。但し、波長はあくまでも目安だ。もし、赤と緑の、ほんの30nmの間の偏りがあれば、もしかしたら人によって見え方が違う…かもしれない。ま、これもダイバーシティだ。ん~、じゃ折角だから…次は「むらさき」を見事に持ってきたら好きな味のハーゲンダッツ食べていいぞ?」

沙奈「それ、かなりのサービス問題だね~。ちさとちゃんが持ってきたら、私も便乗してもいい?あ、抹茶味はある?」

叶花「ん、ちゃんとあるぞ。さぁ、2つのアイスの行方はちさと次第だ…って言っても、沙奈はちさとが「解ける」確信が無ければ先行注文しないわな~」

ちさと「うん。すぐに持ってくるけど…冷奴とビールも要る?」

沙奈「あらま…、あっという間に注文が通っちゃったね」

叶花「おう、それは有難い…ってか、解けなかったらちさとの母ちゃんにお説教してたとこかもな~」

ちさと「あはははっ、じゃあ取ってくるね♡」

叶花の考え方の一部が判った。正解答をただ求めてるんじゃなくて、考え方の多様性を求めているんだ。

教科書や参考書に書いてある解答手順はあくまでも一例、完全に一致する必要がないということ。別のアプローチでも答えが出るのならば、それはそれで構わないと明言しているのと変わらない。ただ、答案を追いかけても、答えの出た理由が判らないようなプロセスにならないように「省略はするなよ」と、丁寧に解答することは大切だといつも言っている。

そういえば、この間叶花はマラリアの特効薬「キニーネ」を完全人工製造した例を話してた。パウル・ラーベが、膨大な工程の「ほんの一箇所」の証明を省いてしまった為に、100年近く後になって、ようやくラーベがキニーネの完全合成に成功していたことを追試験で証明することが可能になったそうだ。
誰もすぐには気がつかなかったけど、実はそのほんのわずか1箇所を省いてしまったことで、後々に壮大な証明の再検証をしなければならなくなった、という顛末になったって話…。

あ、折角「お醤油」を持っていくんだから、叶花にバニラアイスにかけると雲丹の味になるのかどうかも検証してもらっちゃおうかな~?って、ハーゲンダッツでそれを試したら「さすがにその投資は無駄だ」ってさすがに怒られそうだから辞めとこ…。

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