記事一覧

【叶花】 切れすぎるカッターナイフ「鋭黒刃」+剛強本体(百円均一)

カッターナイフ・迷ったらこれを買え!!

百円均一じゃ、大したものは売ってないでしょう?とみくびるあなた、甘すぎです!!

確かにプラスチック製の本体に替刃付き。一見オトクそうに見えますが、あんなに製品寿命が短いのでは、刃が泣きます。確かに、軽くて持ち運びに便利そうですが…ちょっと紙が厚くなっただけで、意外と単純に本体と替え刃が音を上げます。

実際に、そこまでの強度を期待していない普通の炭素鋼の刃は、何本あってもまたすぐに替え刃を買いに行くことになるでしょう。一応油を塗ってあるので、そうすぐには錆びませんが、すぐに刃先が丸くなるどころか、替刃が終わった頃には本体が壊れてます。

それは当たり前。さほど切れ味の良くない刃で、強引に押し切るのですから、本体の強度がかなりのものでなければ使い捨て同然です。では、百円均一では本体の性能が期待できないか?と言えば、敢えて替刃のついていない金属製の物を買っておくべきです。実際に、最初から付いている刃も、SK-5となかなか贅沢なものです。大小どちらも、普通に百円均一で販売されています。どこの店舗と限定しなくても、そこそこ大きければ入手はカンタンです。

ファイル 634-1.jpg
ここで満足しても、そう悪い選択ではありません。そんなに鋭く切る必要があるものは、DIY以上のことをしなければ、そう多くは存在しません。但し、切り口をルーペで見る位のことになるなら話は変わってきます。実際に、本気で切れる刃の切断面は、紙で指が切れる程、シャープになります。

さて、つい最近にムラテックKDSの「鋭黒刃」を紹介しましたが…あまりの性能の良さに惚れてしまい、単価が上がるのを覚悟で、大サイズのものも買ってしまいました。

ファイル 634-2.jpg
これで不満なものだったら、申し訳ありませんが…それはカッターナイフで切れる範囲ではありません。もう鋳鉄そのものを見なおして、現代製鋼と決別する位しかありません。いわゆる砂鉄などの磁鉄鉱の品質に頼り、折り捨てるのではなく、ひたすら研磨しまくって下さい。

とりあえずは、騙されたつもりで小サイズを買って、実際に使って下さい。絶対に大サイズの物が欲しくなります。とにかく、呆れる程切れまくります。「プロ用」とまで書いてあるのが、嘘でない事が判ります。…そのかわり、ちゃんと安全防護はして下さい。切り方を間違えたら大騒ぎです。もっとも…切れない刃で無理に切るほうが事故を起こしやすいのは間違いないので、どちらが安全か?と言われたら…切れない刃物で粘るほど危ないことはない、というのは確かなのですが…。

◆ 刃物の鉄則 ◆

1.自らよりも硬いものを切ることは出来ない
2.性質を知らずに冷暖を変化させてはいけない
3.引っ張りには強いが押しには弱い

【叶花】 いつかパトロンになってやるわさぁ!!(2)

先ず、パトロンになるからには、原資と実績が必要だ。余程の母体が存在しない限りは、融資を受ける必要があり、受けた融資に対しての使途の報告と利息の支払いが義務となる。仮に、融資がなかったとしても、使途不明金を出してしまえば、最悪の場合は脱税の扱いとなり、追徴課税が発生する。

さて、何でこんな厄介な話となっているのかと言えば、実は「サナナネツト」は企業体を成しているので立派な「会社」という扱いになる。…とは言っても、この問題はそう最近の話ではない。

ちさと「う~ん、何か話が難しいんだけど…もし「会社」だったら、私は社員になるの?」

叶花「いんや、会社とはなんぞや?になると説明が面倒になるから省略するけど、ちさとは「社外取締役」ってことになる。つまり、社員じゃない。そこまでの入れ知恵を出来るのは、叶花の親父…つまりちさとの爺ちゃんと、めぐみ位だろう」

沙奈「実はね、そもそもの「さななねっと」って叶花がくれた誕生日プレゼントの1つなんだよ。その頃は、何を意味しているかは判らなかったけど、今になってみたら…とんでもない財産の1つになっちゃってる訳」

ちさと「今となってみたら…って、そんなに昔からあったの!?」

沙奈「うん。今年の私の誕生日あたりで、設立から14年…ってとこかな?レジストラーが替わったり、サーバー管理をする取引先が替わったりってことがあったから、ちょ~っと登録日が動いちゃったけどね」

ちさと「…ってことは14年間ず~っと管理料払ってるんだ!?」

沙奈「だね。ちょっとプレゼントにしては大きすぎるでしょ?ww」

ちさと「…普通じゃありえない」

叶花「ま、そうだな。月額幾らかトカはナイショだけど…ドメインを維持するだけで1年間の額はかなりのものになるよ」

ちさと「う~ん…、普通は見返りがなければあり得ないよね?」

叶花「アフェリエイトで稼いだ金額よりも、確実に払っている額は大きいな。ちょっとは美味しいこともあるんだけどね。でも、それはナイショ☆」

ちさと「それじゃあ、私もドメインが欲しいって叶花に頼んだら…買ってくれる?」

叶花「結構、美味しい所に空きがあるから別に構わないけど…管理するのは大変だぞ?」

ちさと「う~ん…書類を提出したりとか、承諾書にハンコかサインってのもあったり…?」

叶花「もちろんあるよ。しかも結構大量だし、英語が読めなきゃどうにもならない。それでもいいなら買ってやるぞ?」

ちさと「それだったら、お手伝いだけでいいデス…」

叶花「そ。そのお手伝いや助言を出すのが「社外取締役」な訳よ。人数と資本金は揃ってるから、株式会社にしてもいいんだけどね…それはそれで面倒だわ」

ちさと「株式会社になると、何か変わるの?」

叶花「普通は出資者と原資が増えるが…うちとこじゃ、大して変わらないだろう?それとも…ちさとのお小遣いを投資するかい?大株主になれば、けっこうおいしい配当金が貰えるぞ?」

ちさと「う~ん…なんか難しくて判らないけど…投資できるほどお小遣いはないよぉ~」

叶花「1株株主でも株主優待があるから、結構メリットあるんだけどなぁ?」

沙奈「株主優待があることは、CEOの私も初めて聞いたんですけど。ねぇ、社長さん、ちゃんと説明してくれない?」

叶花「部屋のそこらじゅうに、百円均一で買ったものやOAサプライがあるだろ?それらって株主が買ってきたら一定のキャッシュバックがあるの。で、レビューまで書いてくれると、場合によっては全額キャッシュバック。それがうちの株主優待の一部。銭湯の回数券も、株主優待の対象だよ?」

沙奈「…そんな所まで組み込んでたんだぁ」

叶花「まぁ、そんなとんでもない制度は、某社外取締役wwの提案で生まれたんだけどな。ついでだが、社員優待や福利厚生もちゃんと揃ってるぞ?」

沙奈「…正社員が判らないんじゃ、機能してないのと同じような気が…」

叶花「あたしが学校に通えたのも、奨学金を使わないで「社員教育プログラム」が行使出来たからこそだわ。一定の条件を満たせば、学費の返還は不要だしね。沙奈の高校の学費も、実は会社の中からも出てるんだわ。何だったら、留学でもしてみるかい?」

沙奈「う~ん…それって強力なスポンサーが居ないと難しいよね?」

叶花「スポンサーも居るが、それだけじゃ足りないから、あたしが結構な額を出資してるぞ?それが故に「パトロン」ってことにされる訳だ。でも、あたしの手腕次第では、更に対外的なパトロンになるのも可能だよ?」

沙奈「って、そんなに収入になるようなことしてないのに、何故?」

叶花「それの1つは、退職金にかなり色を付けて出してくれたのがあるな。後は、他言厳禁なお仕事も抱えているのと障害年金やら障害損害保険の適切な運用があるからさ」

沙奈「あ、だからいつもPCの前に座っているのね。それじゃあ、まさに部屋が仕事場ってことになる訳だ」

叶花「で、ついでに大きなお仕事を1つ持ってきたから…確定申告の時期が大変だなぁ~。あ、でもそのうち介護保険の2号保険者にもなるから、控除対象が広がるんだけどね」

沙奈「だから、自立支援制度、特定疾患管理費控除、高額医療費の還付、更に障害年金まで使ってるから「国民の皆様の御蔭でお食事が食べられます」が口癖になってるのね」

叶花「口癖…ってゆうか、それが事実故に、いつもそのことを忘れにように自問自答している訳さ。ただな、障害者だから何も出来ない…って考えられたら、あたしの得意なことも活かせなくなるという訳さ。自分が障害者であることはもちろん、身近で障害者を見ている人なら「障害者=使えない人間」とは考えないけど、世間一般ではそんなもんだ」

沙奈「…つまり、偏見を自覚している上で、否定をするどころか「受容」をしているって事…ね」

叶花「沙奈なら、一族のことは良く知ってるから、極めて一部の親戚にしか、あたしが精神障害者って知られていないのは知ってるだろう?」

沙奈「そうね。狭い世間だからあっというまに「あそこのうちの息子は精神異常者なんですって」が駆け巡るわよね」

叶花「間違いなくそうだな。初めて会った人でも地元では「××さんとこの息子さんだね」って判っちゃうし、仮に近所の子供と遊んでいても「あの人はキチガイだから、近寄っちゃいけません!」だしなぁ…」

沙奈「ね…。あ、何かちさとちゃんが膨れてるわよ?」

叶花「ちと難しすぎて着いて来れなかったのと…沙奈とあたしの会話で妬いてるんだろう?」

ちさと「一発でそこまで判るなら、もっと早く気づきなさいよっ!?」

沙奈「ちさとちゃん、大丈夫だよ~。別に叶花のことを奪うつもりは全くないから。以心伝心にしたって…ねぇ」

叶花「沙奈のほうが、ちさとより「門下生歴」が長いんだから当たり前でしょうに…。現に今でも門下生だわ。幸いにも沙奈は文系だから、まだまだ教えられるぞ?…ほい、ちさと。日本に仏教が伝来したのはいつだ?」

ちさと「…538年」

叶花「鎌倉幕府が成立したのは?」

ちさと「…1192年」

叶花「生類憐れみの令を出したのはいつで誰だ?」

ちさと「1680年~1700年で徳川綱吉」

叶花「徳川家康が一番最初に埋葬されたのはどこだ?」

ちさと「日光東照宮」

叶花「江戸時代に風水で色に合わせて建立した不動尊を全てあげよ」

ちさと「目黒・目赤・目青・目黄・目白の5不動尊」

叶花「神田明神の当初の第一祭神は?」

ちさと「平将門」

叶花「サンフランシスコ講和条約の締結て調印した首相と年は?」

ちさと「吉田茂で1951年」

叶花「…とまぁいくつか挙げてみたのだが…、沙奈も解けない問題があった筈…と伺えるが?」

沙奈「そうね…、およそ中学校では出ない問題がいくつか混じってるし、日本史はちさとちゃんの得意分野だからね…」

ちさと「じゃあ、ここまで判るのに何でまだ足りないの!?」

叶花「足りないかどうかじゃない。ちさとが知っている範囲は、本来ならは知るべきでない、もしくは知ってはいけない部分だからだ」

ちさと「どうして暗記科目なのに知っちゃいけないの?知識量の勝負の教科なんでしょ!?」

叶花「年号と事象は、教われば判る。しかし、なんでこうゆう結果になったのかが判らなければ、暗記すること自体の意味がないんだ。
仮にだ、大化の改新(学校では645年で覚えるが、正しくは646年)は、年号はいつか?どうゆう改革か?何故改革を行うために、蘇我家を滅亡させる必要があったのか?これが判らなければ、単なる中大兄皇子と中臣鎌足によるクーデター、という解釈で終わってしまう。
「間違った植え込みの解釈」が、一番最初の「日本」を曖昧かつ判らないものにしてしまってる。あたしは別に歴史学者じゃないが、…今の日本史の教科書は、正直読む価値もない、としか言えないな」

ちさと「で、そんなこんがらがって難しい事なのにどうして試験に出るの?」

叶花「「試験でいい点を採ったから、もう十分じゃないのかな?」って考えちゃったら、新しい概念が存在しないから、絶対に「蘇我氏」は単なる悪者になってしまうし、その認識で覚えてしまうからだよ。ちなみに今の教科書や参考書は、疑問を持てば凡用な「歴史小説」にしかならない。で、蘇我親子4代の名前は判るか?

ちさと「蘇我稲目・蘇我馬子・蘇我蝦夷・蘇我入鹿」

叶花「ん、そこまで判れば優秀だ。さて…中臣鎌足の改名後の名前は?」

ちさと「それは簡単。「藤原鎌足」でしょ?」

叶花「ああ、そこまでは簡単だ。ところがな…例えば征夷大将軍になるために、天皇に上奏しなければならないのだが…、江戸時代に入っても自分の名前に「藤原朝臣」を付けるのが慣習だったんだよ。…本当に子孫か、それどころか朝臣かどうかはともかくとして…」

ちさと「あ、それは、苗字に「藤」の字が入っていれば、ほぼ間違いなく鎌足の子孫だって判るのは聴いたことがある!!」

叶花「ま、実際に日本人の2/3以上は先祖を辿ると、中臣鎌足に行き着くんだけどな…」

ちさと「うわ…一気に有り難みが無くなったww」

叶花「そういうこと。その状況じゃ大化の改新を悪くは書けないどころか、正当な日本人は皇室もしくは鎌足の子孫のみにされてしまうのさ。日本史は怖いぞ?」

ちさと「…てゆうか、叶花の情報収集源が知りたい。歴史に限らず、かなり教科書をお馬鹿扱いしてるし?」

叶花「そりゃ、読み込んでる量が半端無く多いからさ。まぁ…ただ読めばそれで良いって物でもないがな。何だったら、あたしがどうゆう一日を過ごしてるか観察でもしてみるかい?…多分、途中で飽きるだろうけどなww」

色男金と力はなかりけり…とは言うものの、色男では無いのは勿論の事、ただ放置してれば金は産まれてくるものじゃない。もちろん、金がなければ力も知恵も産まれてこない。
つまり、どれか1つを取りあげても、作らなくては何も始まらない。作り方は自由だ。

但し、常に責任がついて回るものであるから、どう考えても納得がいかない事象は当然として、正しい事とは考えられない事を、八方美人の善人面で欺瞞を装うのであれば、それは無責任というものだ。

別に、産まれて来た資産が「綺麗か汚いか」はどうでもいい。要は、その資産が「自分の責任の範疇であるかどうか」だ。責任という掌から溢れた資産は、持ち去られても、罪と暴かられても、一切文句は言えない。

【叶花】 いつかパトロンになってやるわさぁ!!(1)

…てか、もう「さななねっとぷろじぇくと」の大パトロンになっちゃってるんですけど…。

でも、内輪でのパトロンと、大ファンの絵描きさんのパトロンになるのとでは、相当意味合いが変わってきます。金額にもよりますが、いくらその絵描きさんの風合いが大好きでも、どうしてもパトロンの嗜好に偏ってしまいます。極端な話、あるパトロンからネームの案を出されたら、余程困った内容でない限りは、絵描きさんの方向性も偏ります。それが要望であるのなら話は変わりますが…最終形は、絵柄だけはとてもいい、クソのようなラノベやSSになってしまうでしょう。

もっとも…表紙だけで「とりあえずは第1巻だけ読んでみても…」は存在するので、全く無意味とは言いませんが、2巻以降はないよ?…が答えです。とても、食べていけるとは考えられません。そこで、どう発想転換をすればいいのか?が今日のお話です。

沙奈「当初のうちのサイトのサーバーって横浜と高松に存在してたよね?」

叶花「ああ…そんな時代もあったなぁ~」

沙奈「そこから拡張して、大阪にも足を伸ばしてからは、結構派手な展開をしたよね~」

叶花「311の通信途絶を支えたのが、太平洋ルートの衛星通信網だったのはナイショだ。ケーブルはことごとく破損したし…、仮に衛星が輻輳した時は、東南アジアラインからインド洋に出て、更に大西洋を跨いで…っていうこともあったし…」

ちさと「え?このブログって日本国内にないの!?」

沙奈「ううん、第1段階目はつくば学園都市内。でも、通信途絶でどうにもならない時のために、ワシントン州にアーカイブがあるよ?」

ちさと「だから、pingが100を平気で越えることばあるのかぁ…」

叶花「ちなみに、http://sanana.jp/http://sanana.org/は、丸っきり仕様や容量が同じだから、このブログも万が一の時は、USBメモリーがあれば、丸ごと移転が可能、ま、そんな前例は、テストを除いて今まで1度もなかったけどね」

沙奈「それよりもバックアップが大変だよね。今は、USBメモリー以外だと、高松とシアトルで分散してるから、全部消えちゃうことはあり得ないけど…問題は叶花の懐次第だよね」

叶花「その点では、間違いなくパトロンだな。ドメイン4つを支えるだけで月にいくらかかってるのやら…。ま、需要がある上はどれも欠かせない。とはいえ、そんな無茶をすれば絶対にどっかでこじれて問題になる。現に、大喧嘩になった位だし…」

ちさと「…そこまでしてドメインを収集する意味はどこにあるの?」

叶花「名称独占以外の何者でもないだろ?」

沙奈「最初にHPを立ち上げた時から、基本的なことは何も変わってないのよ。ただ…全てが可能になるまでは相当時間がかかったんだけどね」

叶花「そ。正直なトコロ…あたしが考えていたよりも、技術的な問題の解決が遅すぎたのさ。もっとも、現在だったら本気でパトロンになるのなら、その絵描きさんの為にドメインを取得してプレゼントしてもいいのだが…」

ちさと「でも、それやっちゃったら…叶花と沙奈ちゃんの発言力が強くなりすぎちゃうよね?」

沙奈「そう…、それが問題なの。「fc2」でとりあえず何とか体裁を整えている絵描きさんを誘致しちゃったら、大騒ぎになっちゃう、って考えてもいいの。サブドメインの発行も出来ちゃうから、「さななねっとぷろじぇくと」が、「さななねっとグループ」っていうとんでもない怪物に変貌するのが可能…ってこと。まさか、五島慶太みたいに「大東急」の創設は出来ないでしょう?」

ちさと「…五島慶太?大東急??それって何?」

叶花「まぁ…それはちゃんとメモっておいて、ちょっとネットで探るだけでも、とんでもない構想だってことが判るよ。叶花の親父…つまりお爺ちゃんだな、経営学者だからその手法は当然知ってる。だけど、叶花には教えてくれなかったよ。自分で勉強しなさい…ってことだな」

ちさと「…教えないほど凄いってことは、やっちゃいけない…って考えていいのかな?」

叶花「う~ん…やってもいいけど、出版社や広告代理店どころか、日本経団連や日本商工会議所を丸呑みにする位の覚悟は必要だな。中途半端に手を出すんだったら、真似をしちゃいけない…って捉えると判りやすいかな?」

ちさと「それぞれの名前は聴いたことがあるけど…なんかピンと来ないなぁ…?」

沙奈「そうねぇ…、日本の産業を叶花か私が乗っ取るのと同じ、って考えるといいかしらねぇ、叶花?」

叶花「…だな。ある意味、総理大臣の一言よりも大きなものになるな」

ちさと「え~!?それじゃあ独裁者になっちゃうじゃん!?」

叶花「ああ。明らかに独裁者」

沙奈「うちの「ぷろじぇくと」はそこまでの事はするつもりはないよ。だから、仮にパトロンになってもご意見番になっちゃいけないのよ。余程、私達が描いて欲しいって思っても、ネームは渡せない…ってこと」

叶花「もちろん、資料提供はいくらでも出来るけどね」

ちさと「で、それが叶花の今までず~っと撮影したり訪問したり、で蓄えたものなんだ…」

沙奈「そうなの。う~ん、叶花はいつから資料収集の為にデジ1を買い始めたか覚えてる?…ていっても、当初は144万画素程度だったよね?」

叶花「あ~、確か一番最初は鎌倉に撮影しに行ったなぁ…。調べた限りでは1998年5月5日が最初。それまでは、素材集を買って加工ばかりだったから、すごく不満だったのさ」

沙奈「ファーストライトの日の写真って残ってる?」

叶花「ん?あるよ。15年以上も昔の写真だが…」

ファイル 630-1.jpg
ちさと「あ、たまたま出会った新婚さんだぁ。今は幸せなのかな~?」

叶花「さすがにそれは判らんが、現在のスペックと価格で考えたらありえない高級品だったよ」

沙奈「でも…ちゃんと残しておくのが叶花らしい保管術だね」

ちさと「ちなみに…だけど、お盆で線香と一緒にひいお爺ちゃんの好きだったタバコを供えて、6年間お盆参り禁止後に…お墓にウィスキーをかけて一緒に飲んでたお墓の写真ってある?」

叶花「うん、これも初代機でちゃんと撮影してた」

ファイル 630-2.jpg
沙奈「…実物が有る故に、妙に生々しい…」

叶花「そもそも、盆っていうのは先祖が黄泉の国から帰ってくる大切な日だ。最高級でもてなさなくちゃなぁ~」

ちさと「過去のデータ、見ててもいい?」

叶花「んあ?構わんぞ~」

沙奈「でも、こうやって見ると…パトロンになるにはお金を払えばそれでいい、って訳じゃないんだね」

叶花「そうだなぁ…、一生に一度しか撮影出来ないようなものは、どれだけ大切に保管しておくかとかの維持費もとんでもないわ。HDDに移せばはい終わり、じゃなくて…クラッシュした時のために、CD-RやDVD-Rに惜しげも無くバックアップを確保しておくからなぁ…」

ちさと「ねぇねぇ叶花ぁ、この異様に「牛」なPCはなぁに?」

ファイル 630-3.jpg
叶花「あ~、当時「Gateway2000」ってBTOのPCメーカーがあったのだが、トレードマークは「牛柄」だったんだよ。で、それに乗じて更にデコったらこうなった。ちなみに、スペックは当時の民生用PCの中で一番処理速度が速かったりした」

ちさと「へぇ~、ものすごい量の資料が詰まってるんだね。で、叶花はどこで何を撮ったのかって覚えてるの?」

叶花「まぁ…覚えてなければ見つからないでしょ」

ちさと「で、このメルモちゃんはなぁに?」

ファイル 630-4.jpg
叶花「職権乱用」(笑)こんな昔の物は残ってないし、持ち主が手塚治虫さんのファンだったから、大切に保管されていた貴重な逸品。将来に残すために、デジ1でアーカイブとして残しておいたんだよ。当然、現在では入手不可能どころか原画の行方は??なもの。現物の値段などという野暮なことは言っちゃぁいけない(笑)」

ちさと「それにしてもジャンルが幅広いね~、まぁ…ちょっと気になるフォルダがあるんだけど…見ても大丈夫?」

叶花「単に興味本位で見たら、それは先人に失礼ってもんだ。見たいのならば、ちゃあんと心して見るように」

ちさと「…わかった」

叶花「あの鈴ヶ森と小塚原処刑場跡地の写真?本当は、おおよそ心霊写真でもなきゃ考えられないものが写っているのだが…、即お焚き上げはなしだろう…ということで現状維持。あ、見事にその写真を選んだわ。ま、どこが心霊なのかは言わなきゃ判らないし、何もすべてが悪いという物でもない」

ファイル 630-5.jpg
ちさと「やっぱり…風景がもの寂しいね。処刑場ってみんなこんな感じなの?」

叶花「そうとは限らないよ。たまたま、この小塚原は20万人以上が処刑された場所だから、それ相応のウェイトが…ねぇ」

ちさと「ところで…まだまだ資料になりそうな写真は大量にあるの?」

沙奈「あら、ちさとちゃんの見た写真は、初代機のほ~んのごく一部だけだよ?探したら何が出てくるかしらね~?」

【沙奈】 amazonの到着はどこまで速くなる?

正月は…忙しすぎるからあまり好きになれない。特に7日までは町内を駆けまわって…。はぁ~、旧家はこうゆうしきたりがあるから面倒だわ。確かに、お年玉の貰える金額は大きいけど、振る舞う料理やお酒の代金も正直馬鹿にならない。…ま、収支の計算は、成人の日が終わってからしか出来ないし、ということで、昨日の最終の新幹線で東京に帰って来たり。

さて…どこに姿を隠せば良いものか、と考えたら…誤魔化したり、隠匿することが得意な人間がいるじゃん、ってことで~

【とある主要交差点】

ファイル 631-1.jpg
あれ、何でこんな朝っぱらから異様に厚着をして歩いてるのは…叶花じゃない?ま、タイミング的には丁度いい。

沙奈「お~い、叶花ぁ~!?」

叶花「ほぇ?…何で沙奈がこんな所にいるん?」

沙奈「逃げてきたから匿って」

叶花「逃げて…?って何か追われるようなことをしたのかい?」

沙奈「叶花みたいに警察署に頻繁に出入りするようなことはありません~っ!…って、まさか警察署からの帰りだったり?」

叶花「あ~の~ね~、普段から色々と協力する、善良な一市民を捕まえて犯罪者扱いしないでくれませんかね~?って、コンビニに荷物を受け取りに行くだけだよ」

沙奈「荷物の受け取り?コンビニってそんな使い方が出来るの?」

叶花「物によってはね。じゃないと、不在通知が多すぎて集配する側も大変だろ?」

沙奈「そりゃそうだわ。ま、コンビニが至近距離なのも便利だし、佐川急便以外は配達所が近いもんね」

叶花「そうゆうこと。うち、日本郵便の本局からも異様に近いだろ?だから、朝イチにコンビニとかの事業所回りをするの。だから、一番早く荷物が受けとれるんだわ。ま、折角だし一緒に来るか?」

沙奈「うん、いい機会だし行ってみる。で、どこからの荷物?」

叶花「普通にamazon.co.jpだよ」

沙奈「確かに、受け取れるよ~のメールが来ればすぐだもんね」

叶花「…ま、メールが来る前のフライングなんだけどな~」

沙奈「ん?…受け取りキーとかのメールが無いで、受け取りが可能なもんなの?」

叶花「一定の法則が判れば、メールを待つよりも、サイトに直接行って到着確認をすれば可能だよ。到着メールは、混み合ってると3時間位待たないと受取可能かどうかが判らないんだわ」

沙奈「まぁ、なんとも豪快なフライングだわね。でも、問い合わせ番号と受け取りキーの両方が揃わないと無理なんじゃない?」

叶花「ま、これも法則の1つなんだわ。発送時に問い合わせ番号が付与されるから、こっちは一発。問題は受け取りキーなんだけど、同じコンビニで支払い~受け取りをする分には、キーは変わらないんだよ。あんまり詳しく言うと優位性が無くなっちゃうww」

沙奈「だから、配送スタートしたばっかりの時間で、もう商品が受け取れるから、故にこんな朝っぱらから、って訳なのね」

叶花「ま、今回はLAWSONだからロッピーの手続きを見てれば判るよ」

【ローソン店内】

沙奈「へぇ、で番号は4種類存在するけど…どれを使うの?」

叶花「問い合わせ番号と、ある番号の一部…ってとこまでかなぁ。メール待ってたら3時間位は平気で受け取りが遅くなる。それじゃあ、勿体ないでしょ?…だから見つけた「法則」な訳さ。amazonの配送履歴で「届いたよ~」って履歴が出たら、もうコンビニ店内にあるんだわ。あとはキーワードが合致すれば受取可能」

沙奈「じゃぁ、キーワードはまだメールで通知されてないけど、実は既にキーワードが存在してるってことなのね。で、どの部分?」

叶花「打ち込んだ数値と、番号を照合させてみな?一発で判るから」

沙奈「う~んと…あれ、これって「あの番号の一部分と完全一致」じゃない?」

叶花「そだよ。だから「後で受け取り番号とキーを送ります、ってのを素直に待ってたら、時間のロス。ただ…万が一番号を盗まれて、誰かに持って行かれちゃったらアウト。故に、完全な法則は書けないんだなぁ~」

沙奈「不在者通知を見つけて待つよりは効率が良いから、確かに効率的…。で、一体何を発注したの?エロ本かエロゲー?ww」

叶花「あ~、最近のR-18はシナリオやネームが、ご都合主義で死んでるのばっかりだから要らないわ」

沙奈「…もっと激しく否定してくれたほうが面白かったのに…」

叶花「って、ちさとが来る度に、ガサ入れされて持っていかれたら後が大変だわ。ただでさえ、有害図書回収に行かなきゃねぇ…って画策してる位だし…」

沙奈「へぇ~、じゃあ余程上手に隠してある、って事かぁ」

叶花「いんや、そんな本自体が存在しないし」

沙奈「ま~たまた冗談をww。エロ本が無い方が変なくらいだよ~」

叶花「ま、その「変なくらい」だから困ったこともある位なんだけどな」

沙奈「…って、聞き流そうとしてたんだけど、マジ!?」

叶花「うん、マジ」

沙奈「フラストレーションの行き場はどこ?…まさか、ちさとちゃん?」

叶花「あ~、ないない。てか、学校を辞めた理由の1つが、エロスから逃げること…でもあったりね。男に限らず、女のエロスにも辟易してたりするんだよ」

沙奈「う~ん…そもそも何で叶花はエロスが好きじゃないの?」

叶花「全く必要がない、とまでは言わないけど…あたしの欲しいものはエロスの中には存在しないからさ。むしろ、エロスを全開で寄って来られても正直なトコロ、困ったりもする」

沙奈「…やっぱ、叶花は色々な意味で変人だわ…。とは言っても、下心が見え見えなのは困るけどね」

叶花「だからといって、その「下心」の無さを引きずり出そうとエスカレートされるのも困るけどね」

沙奈「ふ~ん…で、何でそのエロスの無い叶花が、おっぱいを押し付けられて満更でもない表情なのは何でかな~?」

叶花「内容はともかくとして…自分を見て欲しい、知って欲しいって相手を拒む理由はなかろう。それに、信用できる相手にしかアプローチを試みることはないだろ?」

沙奈「まぁ…確かにそうだわ。もっとも、叶花は「俺に惚れたら火傷をするぜ」ってキャラじゃないもんね」

叶花「ああ。結局、総括したらエロスは求めてない、になるだろ?」

沙奈「その辺り、叶花って残念な人だよね。相手に好かれるよりも嫌われたほうがマシ…って言うんだから。…で、その荷物の中身は何かな?」

叶花「ん?「eneloop pro」だよ。今回は、やたらと早く届いたわ」

沙奈「確かに、こんなに朝早くに到着したのも凄いけど…。「プライム」を使ったの?」

叶花「いんや、普通に昨日の朝に注文してから…だから26~27時間ってとこかな?」

沙奈「早っ!!すぐ近くの市川配送センターでもその速さって、プライムでもなきゃあり得ないでしょ!?」

叶花「う~ん、それがな…足柄あたりから東名高速を突っ走って来た以外は、トラッキングで見た限りはあり得ないんだわ…」

沙奈「何気に日本郵便って凄いんだね。どう考えても普通の郵パックじゃなくて速達の速さ…だよね?」

叶花「ああ。で、いつまで匿ってれば面倒なことから逃げられるのかい?」

沙奈「ん~、4泊ってあり?」

叶花「それは構わんが、お年玉の貰いは減るんでない?」

沙奈「1月7日までで、殆どの親戚から貰ったから大丈夫」

【叶花の家】

沙奈「おじゃましまぁ~す」

叶花「…って、今日はしばらく誰もいないがな~」

沙奈「それは逃げ心地がいいわぁ~。あ、はいお土産」

叶花「そんなに気ぃ使わなくてもいいのにさぁ。袋が加島屋って時点で、十分に値が張ると察するのだが?」

沙奈「上越新幹線に乗ってる時は、この袋を持ってれば結構見栄は張れるんだよ」

叶花「そりゃそうだ。明らかに上物だからなぁ」

沙奈「で、さっきのeneloop pro見せて~?」

叶花「ほい、好きに封を開けて構わんぞ」

沙奈「うん。普通に黒のエネループだけど…、一体、何本eneloop持ってるの?」

叶花「ほぼ電池はeneloopに置き換わったから、20~30本ってとこじゃないかな?」

沙奈「それって…何もエコじゃないような気が…」

叶花「だな。充電中って思った以上に電力を食うから、単純に交直変換の電気の置き換えにしかならんだろ。とはいえ、常時USB給電するよりは幾分かはマシ」

沙奈「ってことは、またアマゾンで取り寄せる…ってことね。でも、ここまで早く受け取れるようになるなら…家電量販店に印刷したのを持って行かなくてもいいんじゃない?」

叶花「理由としては十分だけど…、店員に顔を売っておかないとチャンスを逃がすこともある…って所かね」

【沙奈】 あけまして新年!!

新年おめでとうございます。
今年も「さななねっとぷろじぇくと」をよろしくお願いいたします。

…特に代わり映えはしませんが…何か出来そうなことをとりあえずやってみます。

ファイル 629-1.jpg
新年の初スウィーツです。普通にミスドです。でも、これだったらいろいろな味を楽しめるからありだな…って感じです。また買うかも…。

目標は「写真枚数を増やす!!」です。今決めました。

…さて、メンバーそれぞれのカキコが中途半端なのが多すぎるので、「お正月連休中に何とかしろ!」って言っておきます。

by SANANA NET PROJECTS

【叶花・カッターナイフ】 こいつはガチで良く切れる!!

通常、百円均一では「20本¥105-」が置かれていますが、正直…あれを替え刃にするにはとても勿体無いです。紙を切る時にある程度力を入れないと切れないものばかりなので、直線が意外にうまくいきません。

ところが!「10本¥105-」の少々特殊鋼を使った替え刃を付け替えた所、この快適性は百均ではなかなか出せない商品です。

もう、百円均一では、ここが限度だな…と思い、ちさとと、ドン・キホーテでデート。

何とも不思議な展示場所で「替え刃あったよ~」とのコール。もし過剰評価をしていない上では、恐らくこれに敵うカッターナイフの替え刃はないでしょう。

その商品は、KDS(ムラテックKDS㈱)の純国産「鋭黒刀」。ディスカウント値段でも…百均の4倍程度。これで切れが悪かったら怒るぞ、の勢いで購入。

ファイル 626-1.jpg
<写真左側>

さて、肝心の切れ味は?…と言うと、百円均一でどんなにいい刃を買っても勝負になりません。通常は「押し切り進める」ものが、こいつの場合は「撫でればいい」が適切な言葉でしょうか。

ファイル 626-2.jpg
<写真左側>
名前通りに、黒いです。但し、一応言っておきますが…「プロ用」と書いてあるとおり、歯の使い方が判らない人は、とても危険なので、およそ刃物に慣れない人が使ってどうにかなるかといったら、予想外の事故になる可能性があるのでお気をつけ下さい。

ファイル 626-3.jpg
<写真左側>

とは言っても、具体的には判りませんよね?例えばの例ですが、ほんのちょびっと切りが足りなかった!と、0.5mm以下の余分が発生した…とします。実は…普通の安いカッターナイフの刃ではクリアするのは難しいです。実際に百均の特殊鋼の刃を使っても…失敗しました。

ところが、この「鋭黒刃」は…余裕でクリアしてしまいました…。

もう、言えるコツは1つ「撫でる」様に切る。これに尽きます。

【ちさと】 メリクリ(2)

お婆ちゃんは、お料理が上手。圧力鍋から蒸籠(せいろ)まで使って、色々なものを作り出していく。加熱中の待ち時間も、食材を切ったり、使わなくなる道具を洗ったりしている。この辺りは、叶花と対極的だ。叶花は、煮込み出したら一休みしてタバコでも吹かしているんだろうけど、調理時間が全く違う。

お婆ちゃんの料理は、五徳をフルに使って、一気に作り上げる。その辺りが手際の違いなんだろうなぁ。お婆ちゃんは、スペアリブが上手で美味しい。叶花は、チャーシューが上手で美味しい。

同じお肉でも、使い方から材料からして全く違う。

お婆ちゃん「あ、電話。ちさとちゃん、出てもらっていい?」

ちさと「うんっ! はい、もしもし~♪」

叶花「おう、ちさとか~。そっちで足りてない食材とかあるか~?バターと玉子と生クリームが、思ったよりも余りそうだけど~」

ちさと「あ、ちょっと待っててね。お婆ちゃん、何か足りない食材ある~?何か余る食材があるみたいだよ?」

お婆ちゃん「そうねぇ…牛乳と卵はあるかしら?」

ちさと「あ、叶花ぁ、卵は需要ありだよ。あと牛乳ってそっちにある~?」

叶花「牛乳か、ちょっと待っててな。あ、余りが出るよ。どの位欲しいか判るか~?」

ちさと「お婆ちゃん、牛乳はあるって。どの位必要?あと、卵は?」

お婆ちゃん「牛乳は2カップ、卵は3つ位ある?」

ちさと「あ、叶花ぁ。卵は3つで、牛乳は2カップだって」

叶花「えっと…あ、OK。それ持っていけるよ~。あと、無塩バターは需要ある~?」

ちさと「お婆ちゃ~ん、無塩バターって要る?」

お婆ちゃん「あると助かるわ~」

ちさと「うん、あると助かるって」

叶花「了解っ。もうちょっとしたら持って行くな~」

ちさと「うんっ、待ってるねっ♡」

お姉ちゃんばっか、叶花と一緒に居ていいなぁ…って感じてたけど、でも来てくれるんだったら、まいっか。でも、早く来ないかなぁ?

お婆ちゃん「あら、ちさとちゃん、何ソワソワしてるの?」

ちさと「うわっ、あ、な、何でもないよ」

お婆ちゃん「そんなに叶花が待ち遠しいのね」

ちさと「え~と…その、別にそんなことは…」

お婆ちゃん「あら、図星だったのね。叶花、ちさとちゃんに甘いからね」

ちさと「………うん」

お婆ちゃん「これで…もっと場の空気が読めるのだったら、少しはモテるのにねぇ。叶花、残念な所ばかりでしょう?」

ちさと「う~んと…ちょっと残念な所もあるけど、楽しい時は楽しんで、真面目なときは本当に真面目…かな」

お婆ちゃん「ちさとちゃんには、そう見えるのね。親の立場から言えば…やれば出来るのに、努力をしない息子…かしら」

ちさと「え~、それ意外かも…。勉強を教わってる時は、早く覚えて、早く終わらせよう、って感じで短期集中型かなぁ?その為の努力は惜しまないけど…」

お婆ちゃん「叶花が中学校の時と、全然違うわ。切羽詰まらないと、何も手を付けないで遊んでたし…、重圧でプチ家出もしたのよ?」

ちさと「ええ~!?そんなだったんだぁ!…初めてそんな話を聞いた~」

お婆ちゃん「叶花は、格好つけしぃだから、見栄を張ってるような感じがするわ…。未だに、外面がいいのも直ってないし、やっぱり切羽詰まらないと面倒くさがって何もやらないのよ?」

ちさと「…全然、私の見てるイメージと違う~」

お婆ちゃん「恋は盲目って昔から言うものね」

ちさと「わ、はわぁ!?…あう…」

お婆ちゃん「良い「お付き合い」をしてね。でも、子供は作っちゃ駄目よ?」

ちさと「……えっと」

お婆ちゃん「何も言わなくても、2人を観てればその位は判るわよ。ちさとちゃん、怒られるかな…って思ってたでしょ?」

ちさと「…うん」

お婆ちゃん「怒ったからって「お付き合いは止めます」って、そんな簡単には言えないでしょう。もし、そう言っても、隠れてどこかで会うでしょうから」

ちさと「…もしかして、お婆ちゃんはみんな判ってたの?」

お婆ちゃん「「2人だけの秘密」があるのだったら、それは判らないけど、ね。でも、あんなに仲良くしてて…ちさとちゃんが嬉しそうな顔をしているんだったら、お付き合いは止めなさい、なんて言えないわよ。だって、今とっても幸せなんでしょ?」

ちさと「うん。とっても幸せだよ」

お婆ちゃん「なら、ちさとちゃんにお説教する理由はないでしょう。もし…仲がこじれるようなことをしたら、叶花のことを怒るけど。いくら、精神障害って言っても、大人なんだから…その位の分別はつかなくっちゃ駄目。もしその時は、お婆ちゃんの所に相談に来てね」

ちさと「うん!」

お婆ちゃん「この話をしたのは、ナイショね。…特にお爺ちゃんには…ね」

ちさと「うんww ところでお婆ちゃん、リンゴ丸ごと焼きリンゴを作りたいんだけど…どうやって包丁で切ればいいのかな?」

お婆ちゃん「細工切りね。そんなに難しくはないけど…それは叶花のほうが上手だよ。そうねぇ、ちさとちゃんだったら目が丸くなるかなぁ?リンゴは何を買ってきたの?」

ちさと「叶花のオススメで紅玉だけど…え?そんなに凄い技なの??」

お婆ちゃん「凄い…って言うよりも、驚くかな?あ、叶花が別宅から上がってきたよ」

ちさと「あ、階段の音がするね」

ガチャリ…

叶花「ほい、持ってきたよ~。で、何かめぐみに「細工切り」をちさとに教える、って聞いてきたけど?」

お婆ちゃん「ちさとちゃんね、丸焼きリンゴ作りたいんだって」

叶花「てことは…芯抜きか。まあ、すぐに終わるからいいだろう。確かに無塩バターは要るな」

ちさと「叶花、いつの間にそんな技を覚えたの!?」

叶花「技…かぁww。下準備しちゃえば一瞬だから、良く見ておけよ~。で、お袋の所に繰り抜き器は…ないだろうから、缶詰のグリーンピースか250mlの缶ジュースってある?」

お婆ちゃん「小さいサクランボの缶ならあるわよ?」

叶花「ん、それで上等!じゃ、ちさと、よ~く見てな。先ずはフタを作る。作り方はカンタン。先ずは、上数センチを輪切りにして、フタっぽくする。これならカンタンだろ?」

ちさと「うんうん、カキカキ…」

叶花「あ、メモを取る程のものじゃないぞ~。じゃ、次は底を作る。これもフタの要領と同じだ。もう包丁は要らないぞ」

ちさと「え?そんなにカンタンなの?」

叶花「ああ。と、フキンとペーパータオルと…念の為に新聞紙ってとこかな?じゃ、お袋~ベランダ使うな」

ちさと「…ベランダ?」

叶花「そ。で、念の為に新聞を敷いて、その上にペーパータオル。そうしたらリンゴを設置。その上に缶の底が上になるように置く。…ま、万が一のために、一応フキンを被せる」

なんか、叶花は工作をしているみたい…。で、これを一瞬でどうするって言うんだろう?

叶花「さ、一瞬だからよく見てろよ~。取り出したるものは木槌。無ければ金槌でもいい。カウントダウン3・2・1

パッコーン!!

叶花「ほい、完成。さぁて…底まで届いてるかな?…うん、よし!
出来た。足りない時はリンゴをひっくり返して、反対側からもパッコーン、てことさ。で、さっきのフタと底を貼り付けて焼けば完成。何だったら内側にと外の上部にバターを塗っておくと風味が良いぞ。おすすめのスパイスは、迷わずシナモン…だな」

ちさと「…台所じゃなくても、調理道具じゃなくても…こんなことが出来ちゃうんだね…」

叶花「但し、だ。良く熟しすぎたリンゴの場合だと、隙間があってリンゴが粉砕しちゃうことがあるんだ。だから、紅玉だと実の熟し方が丁度良いし、風味・酸味とも製菓用には欠かせないな」

ちさと「だから、品種を聞いてたんだぁ…」

叶花「もし中まで火が通る自信がなかったら、中身にりんごのコンポートを入れてもいいぞ。その場合は、本体と底の間に、水溶き片栗粉か卵黄を塗っておけば、汁が漏れないぞ。…と、そろそろめぐみの後方支援をしないとな。じゃ戻るわ」

ちさと「後で、そっちにも遊びに行くね♡」

叶花「おぅ、頑張って色々なヒントを手に入れな~」

【めぐみ】 メリクリ(1)

何事も無く、普通の日本人家庭のクリスマス…。

とはいっても、人数が多いから叶花の家の作業は意外に大変。マンションの2室持っているから、どちらかの方にテーブルから食器、作る料理次第では、料理の運搬。

ただ、台所が2つあるのはそれなりに便利で、オーブン以外はどちらで料理を作っても構わないのは有難い。ママがお仕事に行っている間は、私と叶花がこっちの別宅の台所で料理担当。

お婆ちゃんとちさとは、本宅のほうでお料理中。ちさとは…叶花と一緒じゃないからちょっと不満そうだけど、お料理見習い中だから、ちょっとはお婆ちゃんに教えて貰えば…それなりに上手になるでしょう。叶花は、自分で七面鳥を焼きたがっていたけど、さすがに2匹だから、オーブンの回転率を考えて断念。そして…私の料理の手伝い。

めぐみ「さすがに2種類の焼き方じゃ、台所が混線するから無理だよね」

叶花「う~む…、照り焼きとバジルの2材料を揃えておいたけど、婆ぁさまの腕には敵わないからなぁ。料理教室に通ってた位だし、派閥争いで喧嘩になり兼ねんから仕方ない…」

めぐみ「そこにお世辞でもいいから「ちさとと一緒じゃないのが残念」ってでも言っておけば喜ぶのにね~、その辺りが残念な所かなぁって思うけど?」

叶花「…さすがに姪にそう言われるとは思ってもいなかったわ…」

めぐみ「フォローは自分でする?それとも…私が上手く言って置いたほうがいいかしら?」

叶花「どっちにしても、良いフォロー策はないだろ?」

めぐみ「最近は、そう単純に喜ぶなんて事はなくなったし…誰のせいかは言わないけどね~?」

叶花「…それって、思いっきり誰かが特定されてるんだけど?ま、いずれにせよちゃんと責任は果たさないとなぁ」

めぐみ「だね。あ、キャベツの千切り頼んでもいい?」

叶花「ん。一玉で足りるか?」

めぐみ「もし2玉あるんだったら、1玉半ってとこ」

叶花「了解。マイ包丁をしっかり研いでおいてよかったわ」

めぐみ「へぇ、ちゃんと包丁一式持ってて手入れしてるんだ」

叶花「今どきは、料理の出来ない男子はモテないだろ?」

めぐみ「まぁ、確かにそうね。…某カリスマシェフの川○さんみたいに、料理がどんなに上手でも、キモい人もいるけど」

叶花「…相変わらず辛辣だなぁ。これじゃあ、面倒だからって鉋(かんな)でキャベツの千切りしたら怒られそうだな」

めぐみ「…それは、ある意味斬新だわ。鰹節以外で使うのは聞いたことないし、最近は鉋の扱い方の判る人は、木工系以外ではあまりいないわよね」

叶花「そうだなぁ。こないだボランティアで児童館にレクチャーしに行ったけど、見たこと自体がない小中学生たちばかりだから大変だったわぁ…」

めぐみ「あらま、叶花にしては珍しい事を買って出たわね」

叶花「大事な伝統文化だからな。金工はある程度出来るのはいたけど、木工は皆無。もっとも…地味な作業なのは間違いないけど」

めぐみ「…ははは、何かどうゆう光景になってたか、想像がつくわ」

叶花「ほい、千切りは完了。晒しておくのはこのタライでいいか?」

めぐみ「うん、って…何気に早いし。とんかつ屋にでもバイトに行ってみてもいいんじゃない?」

叶花「厨房の隅でひたすらキャベツと格闘するのは、さすがに勘弁だわ。有難いのは、賄い飯位なもんだろ」

めぐみ「バイト代ブラスで1食浮くんだから、飲食店も結構いい仕事かもしれないわね。キツそうだけど…」

叶花「ああ、調理場は戦場だわ。見てるだけで胸焼けがする…」

めぐみ「あ、そっか。叶花は普通に食べ物消化出来ないんだもんね。それじゃあ、飲食店はキツいわ」

叶花「ギャグでも、自分の切ったキャベツのお替わりしまくり、は出来ないだろう?ww」

めぐみ「そうね~。あ、メレンゲ作り始めてたんだ」

叶花「でないと、そっちの焼き目をつける卵の黄身が追いつかないだろ?」

めぐみ「うん、その通りなんだけど…電動の泡立て器使えばいいのに?…ってあれ、そのエプロン…ちさとの手作り?」

叶花「電動のを使うと、角の立ち具合が判らないんだわ。で、なんでちさとの手作りって判った?」

めぐみ「それは縫い目を見れば判るわよ~。ちさとの前で着けてれば喜ぶのに…。で、生クリームもこだわりで頼んでいい?」

叶花「おう、泡立ては任せとけ~。ってか…さすがに微妙に恥ずかしくて着けれないわ」

めぐみ「…んもう、困った「彼氏」よね…。結構こだわって作ってるのに。あ、生クリームはシルバーのパッケージのね」

叶花「ほぅ、純脂100%のでいくか。…で、ちさとの「こだわり」ってどこに?」

めぐみ「あらま、ちさとは気がついて貰えなかったのね…。生クリームよりもこだわってるのに」

叶花「ん~、緑のチェック柄なのは、ちさとらしいって判るけど…、それ以上?」

めぐみ「…とりあえす、泡立てるのを逆の手にすれば判るわよ?あ、バニラエッセンスじゃなくてバニラオイルの方でお願いね」

叶花「え?加熱しないんだったら、オイルじゃなくても??…う~んと、逆の手に持ち替えて…」

めぐみ「で、ポケットにバニラオイル入れれば判るわよ。あ、無塩の溶かしバター加えるし、スポンジが冷えるまでの時間がないから、エッセンスだと失敗するの」

叶花「無塩バターまで用意済みかぁ、すごいこだわりだな。…で、逆の手に持ち替えても理由が判らないんだけど??」

めぐみ「…まぁ、叶花だったら混ぜてる間に判るわよ、その理由が。あ、それと無塩バターは、本宅のほうで使うかどうか確認入れてみてね」

叶花「確かに、足が早いしすぐにまっ黄色になっちゃうもんなぁ。…で、バニラオイルを加えると…あっ!そっかぁ。これはさすがに気がつかなかったわ。左手だけで調理が可能な訳な」

めぐみ「そうゆうこと。…関節リウマチが悪化したら、薬だけじゃ対処出来ないでしょうに。で、ちさとにどうやって改めたお礼をするのかしらね~、女心の判らない叶花サン?」

叶花「…む~、まさかこの格好で本宅まで行けってことかい?」

めぐみ「そ、無塩バター持ってね。他に足りないのがあったら、それも聞いておいて貰っていい?…あと、何かお気に入りのものをエプロンに付けて行ったらいいんじゃない?ちさと、喜ぶよ」

叶花「お気に入りのものって…う~ん、何がいいかなぁ?」

めぐみ「そうねぇ…。あ、七宝焼きの猫ちゃんがいいんじゃない?」

ファイル 624-1.jpg
叶花「そりゃまた、随分と懐かしい物だなぁ…。確かに、結構いい値段したけど…気になって衝動買いしちゃったような物でもいいのか?」

めぐみ「なら、尚更じゃない?叶花のコレクションの中で、いつどこで買ったのかが確実に判る、そこまで懐かしいものってないでしょ?…私だったら、もし同じ物があるならば欲しいけど…、同じ物も場所も今は存在しないし…」

叶花「確かに…守門村自体も無くなっちゃったし、建物も地震で壊れたって聞いたからなぁ…。もっとも、辿り着いたのも偶然の産物だし、持っていること自体が奇跡といえば奇跡だわ」

めぐみ「多分、ちさとはその経緯は知らないハズだけど…もし、そこまで知ってて、自分の手作りの物にそれが付いてたら、私だったら泣いちゃうかも…だよ?」

叶花「…そっか。本宅に行く間に誰かに発見されない事を祈ってww」

めぐみ「頑張れ~「彼氏」さん♪」

叶花「…で、どうやってもちさとの「彼氏」な訳ね…。さすがに、年齢差はともかく、相手が姪ってこと自体、微妙な気持ちなんだが…」

めぐみ「そこまで思わせぶりな事を繰り返してたら、普通は恋人だって認識になるんじゃないかしら?それこそ「違う」なんて言ったら、ちさと怒るわよ?」

叶花「…う~ん、彼氏らしい事ってどんなことをしたらいいのやら、あたしにゃさっぱり判らないよ」

ちさと「そんなの、決まってるじゃない。お互いで甘えて良い、ところは甘える。それ以上の効果のあるものって…あるかしら?」

叶花「ま、確かにそうだな」

【ちさと】 早く到着しすぎたサンタクロース…?(4)

さぁて~、叶花はいつ靴下に気がつくかな~? ワクワク♡
でも、どうやれば枕元に振り向くのかな?…う~ん。あ、そうだっ!!

ちさと「ん~~~♡」

叶花「ん?目をつぶってどうした?…おはようのキス…か?」

ちさと「ん~~~♡」

って、叶花ぁ…もっと早く気づいてよぉ。首を少し上げて前のめりの姿勢のままだと苦しいよぉ~!!

叶花「はいはい。チュ…んぐっ!?」

うん、ちゃ~んと罠にはまってくれた♪ これだけしっかりと首元に捕まれれば、嫌でも横に向き直さないと苦しいハズ。まさか、舌まで入れられたなら、すぐに離れるってことはないし~♡

ちさと「ん~~チュルッ♡」

叶花「ん………」

どの位の時間かな? …もっと長い時間に感じたけど、多分…2分位の長いキス。…へぇ、やっぱり叶花は舌の絡め方が上手なんだ。一体、何人位が捉えられちゃったんだろ…?慣れてて当たり前なんだけど…なんか妬ける。

ちさと「ん~、ぷはぁっ」

叶花「…今日はまた、朝から随分と濃厚なkissを…って、ん?この赤い靴下は何だい?」

ちさと「2晩早いけど…遅刻するよりはいいでしょ?」

叶花「へ?…ああ、クリスマスプレゼントかぁ。いつの間に準備してたんだい?」

ちさと「えへへ~、いつも貰ってばかりだから、たまには…ねっ♡」

叶花「うん、どうもありがとう。で、中を見てみてもいいかな?」

ちさと「うんっ♪ …でも、そんなに高い物じゃないから、期待し過ぎないでね」

叶花「えっと…SDカードケースが2つ、とクリスマスカード…?」

ちさと「うんっ♪叶花だったら一発で気づくかなぁって思って」

叶花「あれ?…袋にパッケージされたカードにもデコ…?どうゆうことだろ?」

ちさと「ルンルン♪」

叶花「えっと…、あれ?ちょっと袋から出してみていい!?」

ちさと「もちろんっ♪」

ファイル 623-1.jpg
叶花「まさか…このデコをしたのはちさと?」

ちさと「そうだよ~。まぁ、リベンジって感じかな?」

叶花「…って、どうやってあのプリンターでこの色が出せた!?…しかも、純正じゃなくDAISOの詰め替えインクで。ちょっと、蛍光灯を一番明るいのにしてみ!?」

ちさと「うんっ。ポチポチ」

叶花「…う~ん、どうやってちさとはこの色を見つけた?」

ちさと「出来はいかがかしら?」

叶花「いかが…って、全部の版を合わせてもこの色は普通では出せないんだが、これって?…えっと、スキャナーにかけてみてもいい!?」

ちさと「え?いいけど…スキャナーで何か判るの?」

叶花「何かどころか…肉眼じゃあ、ここまで合わせ込めた原理が判らないわ」

あれ? 何か、とんでもない物を出しちゃった?…って、肉眼で判らない程までは色を動かした程じゃないんだけど…??

ジジジジ~

あ、スキャンが終了した。…うわ、1200dpiってどうゆう精度!?…何かかえって不安になって来るんだけど…?って、今度は無言で%を読みながら関数電卓で計算してるし~!?

叶花「…こりゃ、あたしも降参だわ。また、随分ととてつもない物がプレゼントだなぁ…」

ちさと「えっと…色のズレ幅はどの位だったの…?」

叶花「目で見える範囲では、ズレはゼロ。確かに%をなぞれば別の色ってことにされるんだけど…、ちゃんと計算して割り出せば技術部も真っ青だわ…」

ちさと「えっと、全くズレてないか…意図して作らないと出来ない色ってこと?」

叶花「そうゆうこと。…要は「偽色」って言って、人間の眼だと全く同じ色に見えるけど、実は全く別の色。そのかわり普通だったら、意図して作らないと無理だし、1%の誤差でもアウトなんだわ…。一応、ちさとのiPad「てとら」にweb用データを送っておくけど…、色域表現が不能な「!」が出ちゃってるから、普通にモニターで見ても、印刷で出しても判らないよ…?」

ちさと「…う~ん、原理はなんとなくしか判らないけど…とんでもないって事は判った。でも、そんなにケースの色が難しいの…?」

叶花「本体が蛍光色だからね。インクジェットプリンターだったら、4色から7色にまでしても無理。印刷屋でも「蛍光特色」っていう特別な版を作って、対処するしかないし…。何だったら、商品本体とモニターを極端に斜めから見てご覧?」

ちさと「う~んと、モニターだと…ちょっと黄色っぽいし、商品だと…ちょっと赤っぽい。へぇ~、同じ色なのに逆になる…」

叶花「それが故に偽色って言うんだわ。…ってことは…中のデコは!? …って、一体、どの工具を使って、この精度まで持ち上げた?」

あ…今度は、実際にSDカードを入れ替えてスキャナーにかけてる…。褒めて貰って、誇らしい事自体は嬉しいんだけど…叶花もやっぱり技術者なんだなぁ、その性質…。

ファイル 623-2.jpg
一応使った道具を、1つずつ叶花の前に並べてみた。

ちさと「う~んと工具箱の中の…この道具。名前が判らなかったけど」

叶花「ノギスにピンバイスにセンタポンチにペンカッターにサイクルカッターに角ルーペに校正用曲尺と線引だ。…って、普通はここまでの道具は使わないぞ?…確かに、ミリ単位よりも細かく細工するには、最低でもこの中の4つは使わないと無理なんだが、いつの間に!?」

ちさと「…ん、叶花が寝てる間に叶花の真似をしてみた」

叶花「しかし…普通は真似で使えるような物ではないのだが…、義弟の血を引き継いでるなら、って考えるしかないわ。生粋のエンジニアだし…」

ちさと「…え?パパの仕事って、こんなに難しい道具を使うの!?」

叶花「そう機会は多くないが、もっと難しい道具も使うぞ?あたしも、扱いに困って義弟に教えて貰ったものもあるしなぁ…」

ちさと「パパは…仕事はあんまり持ち帰らないけど、持ち帰ってもPCで複雑な線を引いてる姿しか見たことないよ…?」

叶花「それはCADって言うんだわ。要は、PCの上で設計図を作り上げてる、ってことだ。とは言っても…左側の突起はいくら設計図が正確でも、紙の厚さの0.27mmの誤差は超えられない」

ちさと「へぇ…、紙の厚さってカットする時にそんなに影響するの?」

叶花「ああ、どうやっても超えられない壁になって、カッターナイフ程度だったらバイアス…つまり、万が一の余分な隙間をワザと作るんだ。ところがな…ちさとのカッティングにはバイアスが全くないんだよ。それどころか、刃物の走り過ぎもない…」

ちさと「…走り過ぎ?って何それ…?」

叶花「刃物の先って、余程細かく切らない限りは…少なくとも紙の厚さ分は切り過ぎるんだよ。それが走り過ぎ。だから、ペンナイフを使ったのは正解」

ちさと「うん…、確かにカッターナイフより細かく切れたよ?」

叶花「で、突起の間隔はノギスとピンバイスが無ければ不可能だし、それでもまだ追い込むのなら校正用曲尺を使うしかない。で、そこまで測ったのなら、メモ書きがあると思うのだけど…?」

ちさと「ん…、デスクトップに保存してあるよ…?」

叶花「あ、これか。…これはまた、とんでもない測り方だなぁ…」

ちさと「…え?そんなに変な測り方…なの?」

叶花「変、と言えば変なのだけど…ここまで、同じ箇所を繰り返して測ったら、仮に計算ミスしても一発で判る。それだけ丁寧過ぎるってことだよ…。いくら四捨五入してもいいレベルにしたって…小数点2桁目までは普通は使わない。でも、現に計算してるのだからどれだけ正確さを求めたのやら…ってとこかな」

ちさと「う~ん、そのノギスって言うので挟める所は何とかしてみた。あとは、う~んと…この変な形の定規で、ちゃんと合ってるかを見た位…。あとは勢いだから…覚えてなかったり…あはは…。でも、角が丸く切れる方法が判らなかった…」

叶花「そりゃそうだ。手作りなら雲形定規を使わないと出来ないわ。度々買うけど、あれは値段が結構するのにほとんど使い捨てだからなぁ。欲しかったら2~3個買ったげるけど…要る?」

ちさと「もう難しい工具は、これ以上覚えられないよぉ~」

叶花「ははは…。ここまで凄いプレゼント、どうもありがとう。…って、わざわざケーズデンキにまた買いに行ったのかぁ…」

ちさと「う~ん、失敗したら台無しだから、新しいのにしたの」

叶花「…と、このクリスマスカードは…本気?それとも…ウケ狙い?」

ちさと「え?…私のことを忘れないように、って考えたらこうなったんだけど、もしかして…間違っちゃった?」

叶花「いやぁ、全然間違いではないんだけど…キスマーク付きのカードって、また随分と古典的な…」

ちさと「うん、あまりに古典的だから、どうしようか考えたんだけど…これ以上印象に残るようなのは読んだことないし…」

叶花「ま、古典はちさとの得意科目だもんな。でも…これはローマ帝国時代の古典だから、なぁ…?? まぁ、素直に嬉しいけどね」

ちさと「喜んでくれたんだったら、良かったぁ。このリップ、お気に入りの色だし♡」

叶花「ま、ウケ狙いって聞いたのは、この方法を使うのは水商売のホステスさん位しか、今は殆ど見たことがないからさ。さすがに、キスマークの入った名刺を渡されたら忘れないわ(苦笑)」

ちさと「へぇ~、って叶花、あんまりキャバクラとかに行くイメージじゃないんだけど…?」

叶花「仕事やってれば、強引に連れて行かれることだってあるさ。…さすがに「お触り」を超えるような場合は、逃げるけどな(苦笑)」

ちさと「お触り?…う~んと、それ以上っていうと「お手付き」になるのかな?」

叶花「こりゃまた、随分と古めかしい表現をww ま、変な言葉を覚えるよりは、遥かに上品だわ」

ちさと「…だって「本番」何て言ったら…絶対に叶花に頭グリグリされるもん…」

叶花「ありゃま…、そっちの言葉も覚えちゃってた訳ね(苦笑)…まぁ、服を着て朝ご飯でも食べましょうか…」

ちさと「そうだね。昨日ミスドでいっぱい買ったもんね~。毎日、甘くて幸せな朝ご飯だったらいいのになぁ」

叶花「…栄養偏るし、太るぞ?」

なんか変な、早すぎたクリスマスになっちゃった…。でも、プレゼントを渡せたから、まいっか。今年のクリスマスはどんなご馳走になるのかなぁ、楽しみっ♡

あ…でも、叶花は一応お酒は禁止にされちゃってるんだっけ…。確かに、酔っ払うと、とんでもない行動になっちゃうからなぁ~。さすがに、この間みたいにいつの間にか肩を脱臼してた、なんてことになったらいたたまれないし…。

…なんか、難しい言葉ばっかりだから、思い出すのが大変だったけど、何とか書き終えてよかったぁ。ただ叶花には「今後は、ここまでの追い込みは禁止な」って言われちゃった。叶花は自分自身でで体験して、現に障害の残る病気になっちゃってるんだから…あんまり真似はしないでおこう…。

【ちさと】 早く到着しすぎたサンタクロース…?(3)

…ん~と、大体2時間位経ったかな?

じゃぁ…私のアレの計画はスタート。そっとベッドから抜けだして、毛布を肩から被る。あと…万が一ってことで、叶花の鼻より上に黒いジャケットで覆っておこう…。

蛍光灯を1番明るいのに切り替えて、ヘッドフォンを耳につけてからさっきの曲を探してみよう。えっと…大事な曲のフォルダーは、あ、ここか。シリコンプレーヤーの中に入ってる曲と照らしあわせてみて…何曲か見つかった。あとは、付けられたタグを見れば年代でどの曲かはすぐに判る…はず。可逆圧縮で無劣化なのは間違いないから、該当するのは4曲。あとは、記憶に残ってる曲名で判る…ハズ。

って、ちゃんとアルバム名も登録してあるから1発だ。この曲で間違いない…。さそり座の「窓ガラスのへのへのもへじ」だ。早速聴いてみよ…。

あ…凄くいい音だ。でも…叶花の好きな曲なのだったら、もっと明るい曲かなって思ってたら…何か、涙が流れてきちゃう曲。

えっと、ポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)ってことは…当時のメジャーへの登竜門…。それで優秀曲賞まで獲得して、デビューして、オリコンのチャートにまで入ってる…。え?しかも当時は私と同じ中2のデュオ!?更に調べると、オリジナルではシングルだけで…アルバムにも収録されてない…。

もし、今に当てはめれば…「ClariS」と同じ条件。ううん、続いて出た曲を調べたらNHK「みんなのうた」にも採用されてる程…。それどころか、作詞・作曲・編曲・歌まで手がけて、デュオでハモリをしていて、1番と2番でメインボーカルとハモリが入れ替わる位だから、明らかにClariSよりも実力は上だ…。

これだったら、叶花の事だから何年越しにも渡って相当の苦労をして、ようやくCDを手に入れたハズ…。

…でも、もしそこまでの曲だったら、動画配信サイトにある可能性が…。あ、初音ミクバージョンがあるけど…正直、聞けたものじゃない位に酷い。コメントに「最悪」ってまで入った理由がよく判る…。

でも、ちゃんとしたこの(ホントは著作権侵害だけど…)曲の文字弾幕を見てたら、信じられないほどの良い評価ばかり。それどころか「懐かしい」とか「音源が欲しい」は当たり前で、更に叶花の売ったCD在庫の残りまで克明に残されている…。そうか…叶花はそこまで判ってたから、独占しないで、次の誰かに託したんだ…。多分、買取金額もすごかったんだろうけど、多分その利益を求めた訳ではなく、あくまでも利益が副産物なんだ…。

これでも聞きながら、ずっと気になってた、SDメモリーカードケースのデコし直し。プリンターのカラーマッチングは、叶花が作った純正インク・詰め替えインクの両方で作ったアンチョコのカラーチャートがある。しかも、詰替えインクの方が色合いは優秀だし、叶花もプロファイルも含めて、凄く細かいのを作っている。

ロットによって微妙に色味が違うけれど、2~3%位の誤差なら対応出来るようになっている。でも、ここからが私の勝負。先ずは、1枚、基準通りで印刷してみると…確かに、殆ど誤差がない物が出てきた。それでも、まだ微妙に色みが違う。

叶花の「色調修正の原則」を思い出してみる。

・まず最初は、余計と思う色を引いてみる
・それで変だったら反対の色を加えてみる
・色を揃えたら、濃度をそのまま加減する

言葉そのものはすごく単純だけど、作業はとても繊細だ。当然、専門職だから、本来だったら用語は難しい筈だし、高度なセンスが要求される。

ただ、そんなに難しい説明をしても、新入社員の教導には使えないし、私みたいな素人に言っても判る訳がない。それ以前に、説明することの意味が無い。ならば、叶花は可能な限り簡単な言葉に、20万枚以上のノウハウを詰め込んだんだ。

あとは「程度」こそは難しいけれど、言葉通りに足し算・引き算の繰り返し。最後の追い詰めだけは、もの凄く細かくて難しかったけど…何も原則から外れてはいない。そして、ピッタリって感じる色が出来た。

最後の加工は、道具の名前は全然判らないものばかりだったけれど…工具箱の中から探しだして、叶花の加工を真似てみる。眼は疲れるし、神経はピンと張り詰めたままだったけど…信じられない位にピッタリと凸凹にはまった。

結構疲れたけど、満足いく物が出来て良かった。枕元に、赤い靴下に入れて置いておけば、叶花も気づくだろう。

あとは電気を消して、叶花の眼の上に乗せたジャケットを片付けて…叶花の横で眠るだけ。やっぱり、叶花と一緒のお布団って暖かい。起こさないように、そっと抱きついて…すぐに眠れた。

【朝のベッドの上】

あ、珍しく叶花がよく眠ってる。普段だったら、眠剤飲んでも4時間位しか眠れないハズなんだけど、幸せそうな寝顔の叶花は珍しい。…あ、昨日の夜、ずっと寝ないで私のことを待ってたからか。そんなに心配かけちゃったんだ…。ゴメンネ…。

…じ~っと、叶花の幸せそうな寝顔を見つめてた。私が姪じゃなくていとこ位だったら、ず~っと幸せな恋愛をして結婚出来たかもしれないのになぁ…。あ、そういえば、お姉ちゃんがこんな事言ってたなぁ。

「ちさとが、叶花の養子になればずっと一緒にいられるんじゃない?」

確かにそのとおりだね。そうすると…まこちゃんがお姉ちゃんになるんだぁ。…あくまでも許可してくれたら、だけどね。

あ…ちょっと興味があるから見てみよ~。よく馬鹿な男子が「朝勃ち」なんて言ってるけど…本当に勃つのかな…?

じ~っ……

う~ん…、確かに勃ってはいるけど…本気モードとは違うような??…って、ここで叶花が起きたら、おバカ扱いされるから観察は中止っ!!

折角のお休みだし、二度寝…出来るかなぁ? ん~、とりあえず抱き~っ! …あ、なんかさっきより硬くなったのが当たってる。…へぇ、ちょっと当たっただけで代わっちゃうんだぁ。なんか…おもしろいっ♡ …ちょっと触ってみよっ♪ 「握っ!」うん、やっぱりさっきより硬くなってる~。

叶花「…ん?ちさと、起きてたのか…って、なぁにやってるんだか…」

うわっ、叶花が起きちゃった! …しかも、おもいっきりバレちゃってるし…。う~ん…どうしよう??

ちさと「お、おはよ♡」

叶花「ん、おはよ。…ふ~ん、年相応に興味がある…って訳ね」

ちさと「あ~、う~、え~っと…」

叶花「ま、別にいいけど。今更だし、なぁ(苦笑)」

ちさと「あ、あははは…」

叶花「ま、別に気にしなくてもいいわ。自分に付いてない物だったら気になって当たり前のことだし。で、感想は?」

ちさと「か、感想!? …う~ん、とっても硬い、かな?」

叶花「…何か、乙女心を語るワリには感想が薄っぺらいけど…ま、おおよその理由も判ったし、よしとするか…」

私、朝っぱらから何バカなことやってるんだろ…。でも、叶花に「おバカ扱い」されなかったから、まだ救いようがある…のかな?
でも、それはそれとして…それとなく枕元に置いておいたSDケースにいつ気がつくのかな?…って、クリスマスには2晩早いけど…。

JE^[