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【真琴】パパが話し合いの場を作ってくれた

パパは起き抜けに、
叶花「お前ら、学校はどうする?行くか休むか、答えは自由だ」

真琴「…行かない」

ちさと「絶対に休む!」

叶花「判った。ならば、電話の後で今日一日をどう使うか決めよう」

パパは受話器を持ち、手際よくちさとと私の学校、そしてちさとの両親、めぐちゃんに電話をかけた。ちさとの学校への電話は、平謝りまでしていた。出席日数には問題がないハズだけど、休みの頻度はここ数週間で異様に増大している。多分、それの弁明だろう。幸いかどうかは知らないけれど、私の学校ではパパは「モンスターペアレント」として通っているので、深く追求はしない…。

そして、日常生活が始まった…。

…パパの「太陽政策」は、昨日の比ではない位まで増大している。家族への挨拶はもちろん、テレビの感想や、ねぎらいの言葉まで繰り出している。通常であれば、ここまではしない。しかも、朝起きたばかりで、「朝のこわばり」を生じている筈だ。しかし、そのような仕草は一切見せない。当たり前だ。ボルタレン座薬※と、残っているオピオイド※を使っているのだから、著しい鎮痛作用が作用しているからこそ可能になる芸当だ。

しかし、身体に良い筈がない。信じられないまでの「覚悟」だ。
私が意見を挟む余地はない。

朝食を食べ終えて、パパからの指示があった。

叶花「今日は勉強会だ。二人ともしっかり覚悟をしておくように」

父及び伯父として、真っ当な教育の指示だ。後で、叶花の部屋で二人揃って勉強することになる。この指示があった場合は、普段だったら教科の指定はなく、間違いなく全教科だ。
ちさとが寝ている隙に抜けだして、居間で資料とテストを作成していたのだろう。

なお、叶花はノートを使った勉強は行わない。全教科の資料に、問題と、記述すべきものが全て詰め込まれている。パパが専門学校で学んでいたのと、全く同じ方法だ。現に、それで定期テストでは、合計点が比類ない程に高い得点を得ている。しかも、病欠で日数不足になった教科以外は、全て「A判定」だ。
にも関わらず、他人との比較はしない。私が尋ねない限りは、他の学生との比較をしたことがない。唯一、授業料の一部免除になる「特待生選考試験」の時のみ、比較を行った以外はその必要はない、という考えだ。現に特待生になり…それにも関わらず退学の道を選んだ。そんな話、聞いたことがない。

また、通知表を隠す友達もいるけれど、私とちさとは、叶花に素直に通知表を見せる。そして「頑張ったな」と言い、頭を撫でお小遣いをくれる。パパの得意な「飴と鞭」だ。

今日の最初の教科は「英語」と「英会話」だ。パパは、留学経験がある。今でも、その頃のユニフォームなどは大切に持っている。

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これが留学先の学校。正面は非常に歴史のある佇まい、学校自慢の大講堂も載せておいた。パパはこの中で色々と集会や、スペリング大会や、ゲストとしての卒業式も迎えた。
日本語の判る人なんて一人もいない。唯一、学校生活で不便があった時のために、ネイティブな英英・英和事典(但し、日本語部分はローマ字で日本の文字は一切載っていない)を支給された。他の教材は他の学生と同じ。点数は理系項目は何ら問題なし、特に数学は1問、英語が読みきれないのみで×にはなってしまったけど、他は完璧。学生同士で喧嘩したこともあったけど、そもそも言葉が判らなければ、喧嘩など出来る筈はない。
カフェテリアでは、デザートにアイスクリームを食べるのが定番。他の学生が不味いといって、大半が残した際も

Friend「Why can you eat bad tasty foods?」

Kanoka「I eat all foods finaly. It's mean,Japanese caltures are never leave feeling virtue」

こんなやりとりがあったらしい。お婆ちゃんに聞いたら…

「叶花だったら、そう答えるだろうから、嘘ではないでしょう」

などと言う逸話も残している(さすがの私も、英和辞典で調べないと判らない単語があった)。
パパは、現代国語だけではなく、古典や英語もかなりの高得点(当然、100点なんていうこともザラ)。「国語が得意」なんじゃない。「言語を扱うのが上手」なんだ…。

※風邪を引いた時、熱が高くて頭がいたいときに処方される解熱鎮痛剤の座薬。注射を除けば最強の鎮痛剤である。
※オピオイドは麻薬性のある薬の総称。今回はリン酸コデインを含む薬剤を使用。成分の1割がモルヒネに変化する。咳止めによく使われるが、鎮痛剤としても効果が高い。習慣性があまりないので、混在であれば麻薬としては扱われない。

【叶花】 ちさとと真琴の仲違いについて 【超現実】

【極めてノンフィクション】

昨晩は、非常によく眠れた。こんなの、何年ぶりだろうって位の快眠。

さて、従姉妹同士て喧嘩をして、収集がつかなくなってしまった、ちさとと真琴だが、伯父であり親であるあたしが、どちらかの味方につくことは出来ない。

差し当たっては、真琴の家出を阻止しつつちさとの帰宅を留めさせた。ちさと・真琴は似ている点も多いものの、一部は全くの正反対で相反するのは必至なことだ。

一連のブログを見た上で、あたしなりの判断を行った。「太陽政策」は続行する。但し、娘たちにはあたしの正直な心情を伝える…という事だけは約束した。その上で各自を別個に呼び出し、お互いの意見を吟味した。

先ず、ちさとの意見はこうだ。
「そんな生活は、本当のほのぼのじゃなくて…無理やり作られた「仲の良い暮らしでしかないよぉ…」
確かに、ちさとの意見は正しい。しかし、そのようなやむを得ない態度は、多くの人が抱えることのあり得る一般的な物だ。特にあたしに限ったものではない。唯一、例外とするのであれば、あたし自身が精神障害者であるという事実のみだ。

そして、真琴の意見はこうだ。
「そんなに痛い思いをしてまで、仲の良い「家族」を演じる意味は無いよ!世帯分離を行って生活保護を受けたほうが利口でしょう!?少なくとも現状じゃぁ、パパの病状は寛解しないよ!」
真琴の意見ももっともだ。しかし、生活保護を成立させる手法は、福祉をかじった身であるあたしには、幸いにも存在するが、それは事実上の「家族からの決別」を意味する。現在の一家族が有為さを持つかどうかは別として、離縁したものを戻す際には、非常に大きな問題点がある。家族という物を定義すれば、「分離・再結合」は信じられないほど難しい問題だ。

もし、両者の意見を汲み取った上での、あたしのケアプランは「太陽政策」を維持した上で、デイケアを利用することだ。同じ精神障害者を持つ友人たちの、率直な意見は「障害の性質に対して、障害等級や支援の量が低く見積もられすぎている」だ。

但し「成年後見制度」だけは使うべきでない。これは、あたしは何を意味するかを判っている。確かに統合失調症は、認知症とさほどの差が存在しない為、成年後見制度も選択肢の一つに挙げられるが…、それは個人の生活意思を他人に委ねるという意味で、自立は存在しなくなる。また、娘…つまり真琴とあすかの親権は、あたしに存在しなくなる可能性を大いに孕んでいる。

そして、2人に内緒で、めぐみとメールを交換しつつのカンファランスで新しいケアプランを作成し、実施に移行した。

【叶花】 懐中時計、年季が入って渋くなりました。

【ノンフィクション】

父親からプレゼントされた懐中時計。使っているうちに侘び寂びが出てきました。

医療・福祉・介護・食品関係では「衛生・事故防止の為」に腕時計は使えません。腕時計は細菌の温床にあるばかりでなく、全面介助をすると、利用者やお客さんに怪我や食中毒を発生してしまうこともあります。その為に買って貰った懐中時計。

さすがに、年季が入ってきたので、美しい錆と風合いが出てきました。

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今では、あたしにとって欠かせない大事な時計になっています。最も…腕時計のサファイヤグラスが割れてしまったので、(修理がかなり高額です)頼りはこの子だけになっています。

でも…風合いが出てきたのは有難いことです。

なお、買った当初は、http://sanana.jp/cgi-bin/diarypro/archives/258.html といった具合でキレイなシルバーでした。しかし実際はメッキなので、材質によっては、こういう風合いも出てくるものです。

あ、そういえば名前を付けていませんでしたね。さて、名前はどうしようか?

…色々考えた結果「舞奈」に決まりました。

そう高いものではないけど、上手に使っていきます。内部機構や、電池の交換も比較的ラクなので、当分は困らないでしょう。

今では大事な宝物です。

【真琴】 太陽政策をどう変えればいいか?

【ノンフィクション】

どう考えても、うつ病型統合失調症の人間が続けられる筈じゃない状態を続けている。ちさとの話を聞いた限りでも、何らかの形でHELPを求めている。ついさっきも、同じ障害者の仲間と電話で喋ってた。はけ口?それとも同情のし合い?それとも…受容!?

叶花「この先の話し合い?何のことかさっぱり見えてこないんだけど?」

真琴「…どうしてパパはそんなに笑顔でいられるの…?」

ちさと「もっと、私達に頼ってもいいんだよ!?」

叶花「はい?…何か笑顔が変かな?まぁ、接客業からは随分と離れちゃってるし、福祉からは足を引いたから、最高の笑顔をする必要はあまりないんだけど?」

ちさと「そうじゃなくて、太陽政策のことだよ!何日続けるつもりなの!?」

叶花「ん?…もし太陽政策でいるのがノーマルだったら、何も変なことではないでしょうに…」

ちさと「十分に変!!」

叶花「また、随分とはっきり言い放ったなぁ」

ちさと「当たり前でしょう!叶花って人間を殺してるような物だよ!?」

叶花「ふぅむ…。誰も不幸になってないのだったら、それが平和ってもんだろう」

駄目だ。これじゃあパパを論破出来ない。明らかにおかしな事を言っているのであれば、その件を指摘をすればいいのだけれど、言ってることがもっとも過ぎる…。だけど、今のパパを見ている限りでは、パパって人間じゃない。極端に言えば、自分で自分を傀儡にしているような物だ。

叶花「まぁ、ちさとさんや…ちょっと落ち着いて話そうよ」

真琴「ちさと、ちょっと止めて!」

ちさと「…だって」

叶花「じゃあ、ちさとは…叶花って人間はどういう人格に見えるかい?」

…あ、これで何がおかしいのか、そしてちさとが止めようとしている理由が判った。私達に対しても「太陽政策」を使っているんだ。それじゃあ、性格の入れ替えを強引に擦り込んだって言うことなんだ。ちゃんと紐解いていけば、結末が見えてくる。…最悪の後戻りだ。

ちさと「…情けない弱音を吐くヘタレ」

叶花「は?…そりゃ傑作だわ、ははははっ」

ちさと「…普段だったら、違うって反論するでしょ…?」

真琴「ちさと、もうこれで納得いかないんだったら家に帰って!」

ちさと「…え?」

叶花「…真琴、そこで怒っちゃ駄目でしょうに」

真琴「パパ、怒らせてるのは自分だって気づきなさいっ!とにかく…この話はここで終わりっ!…もし、終わらないんだったら、家出するからね!?」

叶花「…まぁ、家出されたら、叶花は婆ちゃんに思いっ切り怒られるからそれだけは勘弁な」

真琴「一度、ちゃんと怒られなさい!」

叶花「おいおい、それじゃあ太陽政策の苦労が水の泡になるだろう…」

真琴「………」

会話が完全に膠着状態に陥った。これ以上、論議を繰り返しても意味が無い。誰一人として間違っていない。もし、間違ってるって言うのだったら、多分私だ。出て行けとか家出するとか言うのは、いくら何でも卑怯だ。

【真琴】 帰宅してみたら…

【ノンフィクション】

さぁて…、おうちに到着。

真琴「…ただいまぁ」

…って、あれ?返事がない?二人で寝てるのかな?

トントン

扉を叩いても返事がない…??

真琴「…ただいまぁ」

ん?パパはヘッドホン付けて画面に集中してる。ちさとは…寝てる。…あ、そうか。BGMで目を覚ますかもしれないからか。パパ、それはちょっと優しすぎだよ…。

…あんみつと、あれ?クッキーとマドレーヌがある。

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と、なんかメモ帳がちさとの横に?何て描いてあるのかな?

「叶花の太陽作戦を早くやめさせて!!」

へ!?…一体何があったっていうの!? この場合は…パパの肩を叩くのか、ちさとを起こすのとどっちが優先?
う~ん…ちさとを起こそう!

真琴「ちさと、起きて~。ただいまだよ、ちさと、メモの理由を教えて!」

ちさとを揺すって起こす。何回か揺すったら…

ちさと「…あ~、眠っちゃった。あ…まこちゃんお帰り」

真琴「ただいま。…でこのメモは何?」

ちさと「…ん~、あ、そうそう!」

真琴「何か、とんでもないことでも起こったの!?」

ちさと「うん!お婆ちゃんが出かけてる間に学校で友達だった人に電話をかけてたの!」

真琴「へ…?え~~~!!パパがそんな事は普通はしないよ!?」

ちさと「そうなの!普通じゃないからメモを置いといたの!」

真琴「もしかして…IくんとSさんに!?」

ちさと「うん!で、太陽政策とか学校を辞めた理由とかを暴露してた!」

真琴「え~!?…それって、末期症状、って考えてもいいのかな!?」

ちさと「うん!…でも、叶花にはそのことは触れないでおいて!で、叶花と一緒にこの先のことを相談しよう!このままじゃやっぱり駄目だよ!!」

真琴「とりあえず、パパには悪いけど、作業を止めて貰おうよ!」

ちさと・真琴「叶花~!!」

とりあえず、肩を何度か叩いた。そうしたらヘッドホンを外した。

叶花「ん、何?…あ、おかえり、真琴」

真琴「ただいま。もしかして…ず~っと描いてたの?」

叶花「うん。「閉門蟄居」だからね」

真琴「じゃぁ…このあんみつとかのお菓子は?」

叶花「ああ、ちさとに頼んで買ってきて貰った」

真琴「あらま…、ちさと、ありがとう」

ちさと「ううん、お礼はいいから…ちょっとこの先を話しあおうよ!?」

叶花「この先って…何の話し合いだい?」

真琴「え、自覚なし!?それとも…何かとんでもないこと考えてない!?」

【叶花】 メンバー紹介イラスト・進捗状況の2歩手前

【ノンフィクション】

レイヤーを結合する前の製作途中の状態でこんな感じ。

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あたしにしては珍しく、調整レイヤー&グループ化の連発です。
後でいくらでも手直し入れられるのは有難いですわ。

さぁ、ちさとはどんな反応かなぁ?って寝てるし~(苦笑)
それに、そろそろ真琴も帰って来るか。

手伝わせたいカナって所だけど、こればっかりは経験と知識と色認識が出来ないとどうにもならないので、ま…ボチボチやっていきます。

本当なら寝ているちさとを触ってみるのもありだけど…さすがに、寝てるトコを起こしちゃマズイでしょう。でもKISSくらいならいいかなぁ…?いつもしているから許容範囲?(当然、この後はそっとkissをしました)

【ちさと】 ず~っと叶花を眺めてたけど…

うつに嵌まり込んで、下ばかり見つめていたあの頃とは全然違う。

これが叶花の真剣な顔なんだ。
トラックボールでとんでもない早さでパスを切っている。現役時代、大日本印刷のとある部署で、60名中1番で「技術指導官」になった理由が判った。単に速いだけじゃない、ものすごく正確で精密。しかも色はパレットから選んだりしないで、1発でCMYK、しかも補色系で出せない色は16進数のRGBを打ち込んでいる…。

「Photoshopって難しいよね」なんて、友達だけじゃなくて、叶花と一緒に行った同人誌即売会で、知り合いと話していたけれど、叶花にとっては、何も難しそうな迷いを見せていない。淡々と作業を進めている。あ、今回はアニメ調でいくんだ…。今まで頼まれていたのと影の付け方とかが全く違う。それに…前回の寄稿を頼まれた時はレーザーマウス&ペンタブレットだったけど、トラックボールでも行けちゃうんだ…。

あ、叶花が一休みに入った。

ちさと「あ、ちょっと休むんだ。お疲れ様~」

叶花「うん。1時間作業したら5分間は休まないと、絶対に後の修正が大変になっちゃうんだよ。そのほんの5分で、修正のための20分が無駄になっちゃうの」

ちさと「うん。疲れちゃうし、混乱したらテンパっちゃうもんね」

叶花「へぇ、よく知ってるじゃん」

ちさと「この間の即売会で話してたじゃん~」

叶花「あ~、あれね。よく理解出来たな~?」

ちさと「私だって国語は偏差値70だよ~。その位は理解できるってば。…って、現国の偏差値80とかいう化け物には敵わないけどねww」

叶花「…モンスター扱いかい!wwとはいえ、気ぃ抜くなよ。もし偏差値60アンダーになったら、強制的に「詰め込み講座」にするからな~。叶花の勉強方針は厳しいぞぉ」

ちさと「大丈夫だって。もう、あんな厳しいのは嫌だもん…」

叶花「そんなに厳しいか?別に怒ることも無いんだけどな??」

ちさと「…心理的にプレッシャー」

叶花「ふ~ん…、ま、それが刺激になっているんだったら、それもよかろう。理由は何にせよ、学ぼうって気持ちがあるのなら、叶花は嬉しいよ~!」

ちさと「私も叶花の姪で嬉しいよ~!」

ガチャリ

叶花「あら、扉が開いた…と思ったら真琴か。おはよう」

真琴「…おはよう。別にハグし合ってるのはいいけど、うるさい…」

ちさと「あ、まこちゃん!ゴメンっ!」

叶花「スマン!寝てる所起こしちゃって!」

真琴「…まぁ、もう起きる時間だからいいんだけど。…LOVELOVEし合うはいいけど、もうちょっと静かにして欲しいな…」

叶花「本当にスマン!デザート買っておくから許してくれ!」

真琴「…リベートは別に要らないけど…、許す」

叶花「別にリベートってつもりじゃないんだが…で、今日のおやつは何がいい?」

真琴「梅園のあんみつ」

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叶花「あのカップのやつでいいかい?」

ちさと「梅園?…ってデジカメの写真の検索?」

叶花「ん、これだよ。カップのはアイスなし」

ちさと「え、ピンぼけとホワイトバランスの修正…て何で20秒で終わるの!?」

真琴「…パパなら、だ~っとやっちゃえば、そんなに難しいって思わない」

ちさと「…って、キウイとみかんを1分かからないでパス切るの!?…え、色が元と全然違う!」

叶花「ほい完了。じゃ、ちさとの「てとら(iPad mini)」に送るな。じゃ、真琴、楽しみにしてろよ~」

真琴「…うん、ありがとう。じゃあ着替えてくる。おやつ、楽しみにしてるね」

ガチャリ

叶花、もしかしてただ「働けない」んじゃなくて、時間をだらだら過ごすような仕事が嫌でストレスになるの!?しかも、缶詰的な仕事が精神的に耐えられないだけ!?作業そのものは、あり得ない位の時間だ…。

ちさと「へ、へ~美味しそうなあんみつだね…」

叶花「だろ?浅草の梅園のあんみつ。名物なんだよ。あとは粟ぜんざいも有名だな。あ、これは殆ど修正要らない良作だから、すぐにてとらに送るな。
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ちさと「へ…へぇ」

叶花「ん、ちさと…何か変なことでもあったか?」

ちさと「って…変も何も、どうすればその速さの修正が可能なのかが知りたい!ついでに13年前の写真を一瞬で検索かけて1発ってどうやれば可能なの!?」

叶花「ああ、そうゆうことか。理由はカンタン。「面倒くさい」って思うのは一時だけ集中してさっさと仕上げる。残ったたっぷりの時間でまったり。それだけのことだよ。まぁ、これは別にお仕事じゃないから「余った時間」はないけどな」

ちさと「…どう真似をすればいいのか、どころか、その徹底ぶりって何者!?」

叶花「そうだなぁ…『叶花クオリティ』とでも言っておくか」

ちさと「う、うん…」

…なんとかと変人は紙一重!?でも、叶花は「何もしなきゃ凡人以下の人間だよ」って自分のことを評してるし…判らないっ!!

【叶花】 ふ~ん、こんな事態に陥ってた訳ね…

【ノンフィクション】

(ブログを確認して)全く…うちの娘や姪は心配しすぎだわ。
これでも接客業も結構長い間やってたんだから、表情やトークは作れるわ。…もっとも、ストレスは溜まるけどな~。

って、ちさとが起きてきた、ってどのみち今日も学校休むんだからゆっくり寝てればいいのに…。

ちさと「ん~、叶花ぁ、おはよ♡」

叶花「ああ、おはよう」

ちさと「…目が覚めて、隣に叶花がいないと寂しいよぉ…」

叶花「は?…っていつからそんなに甘えん坊になったんだか…」

ちさと「…本当に叶花って女の子の気持ちに対して鈍感すぎる…」

叶花「全く…。判ったよ、1回「むぎゅ~」をしてからな」

ちさとが腕を広げて待っている。ま…この後どうするつもりなのかは思いっきり予想がつくのだが…

ちさと「ちゅっ♡」

叶花「ハグには必ずKISSが必要な訳ね」

ちさと「…なんか、叶花の口の味がタバコとメンソールの匂い…」

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叶花「ブログを見ながら、タバコとコーヒーを飲んでたからな…」

ちさと「タバコ、ちょっと減らしたほうがいいんじゃない?」

叶花「そりゃまた唐突な…」

ちさと「あんなにむせた咳してたら、体に悪いの位はすぐに判るよ~」

叶花「ああ、COPDな。要するに、肺の酸素の取り入れが難しくなったり、気管支を痛めるんだよ」

ちさと「う~ん、それだけ判ってて吸ってるんだから…何故に?」

叶花「あたしの飲んでるお薬は、コリンエステラーゼっていう大事なものまで阻害しちゃうの。その逆に、タバコはコリンエステラーゼのみを補うから「抗コリン作用」っていう副作用を防げる。そうゆう仕組みさ。別にタバコは「害」だけじゃないんだよ」

ちさと「ちょ~っと難しいけど、必要なのは判った…。ところで叶花ぁ、お薬手帳の内容をブログに載せちゃってもいい?」

叶花「は?…また随分と無茶なことを…。まぁ、ブログを見たから大体は納得。個人情報を消してっていうのならいいよ」

ちさと「じゃ、このフォルダーの中身に入ってるから、一応確認してから載せて♡」

叶花「てか、いい?じゃなくて準備済みかい!?」

ちさと「うん。叶花の承諾待ちだったの」

叶花「…ま、これだったらいいでしょう。じゃ、掲載な」

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ちさと「うん、ありがと♡後は「てとら(iPod miniの名前)」でカキコしてるから、叶花は作業を制作作業を続けてねっ♪」

…なんだかなぁ…。ま、いっか。

【真琴・ちさと】 叶花の「太陽政策」の綻び

【ノンフィクション】

ちさと「ね、まこちゃん、叶花はどんな様子なのかな?」

真琴「ちさとは…楽しそうにみんなでお食事を食べていたと思う?」

ちさと「いつもより、ず~っと穏やかだったよ?普通どころかかなり積極的に家族と会話もしてたし、見た目は普通の食卓。「太陽施策」が信じられないほど効果を出してる…。でも「本当にこれでいいのか判らない」からお姉ちゃんに電話を入れてみる…」

[真琴]もう猶予はない。叶花は統合失調症にも関わらず、正常な精神に近づくように「統合失調症」にも関わらず、そんな状態だ。

RRRRRRRR

めぐみ「はい、もしもし。叶花の様子はどう?」

ちさと「うん、それを伝えたいから電話をかけたの。まだ「太陽政策」を続けてる…」

めぐみ「え!?ちょっと…それ詳しく教えて!!」

ちさと「どんなに話題がない時でも、絶対にバカな歌を歌いながら居間に行ってるし、居間で話題が見つかったら、それとないことでも、楽しそうに喋ってる。食事中には………」

めぐみ「食事中には?」

ちさと「明石家さんまの次に行くようなトークを繰り出して、見た目はすごく幸せな食卓。ついでにデザートの撮影までしてた…」

めぐみ「この状況でデザートの撮影!?しかも…話題を振っていく形の会話術!?…で、表情は?」

ちさと「接客業で言えば明るい気さくでよく出来た店員さん、って感じ」

めぐみ「ちょっと!?それって自殺行為に等しいじゃない!!」

[ちさと]今日1日一緒にいたけど、こんなに痛い笑顔は見たこと無い。しかも発言も行動も全て「温和」を通り越している。統合失調感情障害の叶花だったら、こんな事普通は出来る筈がない。…それをず~っと続けていたのだから精神的に…おかしくなっちゃっていても当たり前。でも、至って普通に見える。でも普通な筈はない。いつか破綻する。

ちさと「うん。それどころか、居間に行くときは必ず楽しそうに歌いながら、だし、必ず2つは家族に話題を振ってる…でも、私でもまこちゃんでも止めることは出来ない…」

めぐみ「まこちゃんも、同意見!?」

ちさと「学校から帰って来てからの様子をみた感想は全く同じ意見…」

めぐみ「…有り得なさすぎる…。ところで、お薬の内容って判る?」

ちさと「お薬手帳の内容を言えばいいの?」

めぐみ「ううん、出た日と処方された数と残り3つで判るから、数えてもらっていい?」

ちさと「あ、ちょっと待ってね。今、まこちゃんの部屋だから、叶花の部屋からコッソリ持ってくるね」

[ちさと]叶花の薬箱は、管理場所を変えて隠した。でも叶花の性格からすると、このあたりなのが妥当。えっと、空気清浄機の裏にある棚の中かな?…うん、ビンゴ!これをまこちゃんの部屋に持っていく。

ちさと「うん、見つけたよ!お薬手帳も一緒に入ってる」

もしかしてOD(オーバードゥズ)、つまり過剰な飲み過ぎをしているのでは?とめぐちゃんは推測してる筈。薬の中には、飲み過ぎると比較的少量でも致死性のある薬や、フッ素化合物も存在するからそれは劇物だし、飲み過ぎたら本当に危険。

めぐみ「じゃあ、まこちゃんに電話替わって!」

真琴「あ、もしもし。私は…何をしたらいいの?」

めぐみ「日数計算と投薬量、あと何日分飲んじゃったかの3つ。どんどんちさとに指示を出していいから、お願いね」

真琴「ちさと、いつ何日分処方されたって書いてある?」

ちさと「え~っと…、12月2日に10日分」

真琴「今残っている数は?」

ちさと「ええっと…4回分」

真琴「「リスパダール」って言う液体の数は判る?」

ちさと「えっと…あれ?液体のはないよ?」

真琴「ちさと、ありがとう。あ、もしもし、めぐちゃん?」

めぐみ「はい、数を読み上げてくれれば判るから言って?」

真琴「数は…私でも暗算で判った。12月2日に調剤されたのが、1日あたり2倍飲んでる。フッ素化合物のリスパダールは完全にカラッポ…」

めぐみ「あらら…、それじゃあ嫌でも明るくなれるだけの分は消費しちゃったのね」

真琴「…私、パパにどう言う風に伝えればいいのかな…?いくらなんでも痛々すぎるし」

めぐみ「…う~ん、そうだなぁ…」

[真琴]めぐちゃんが、ここまで考えこんで言葉を口にすることをためらうのは珍しい。それだけ、問題が難しすぎるという事だ。

めぐみ「判ったわ。多分叶花は明日も「太陽政策」を続けるハズだから、叶花のやりたいようにさせてあげましょう。そのかわり…明日は学校の帰りにまこちゃんの家に寄るから、その時話しましょう」

真琴「…うん、判った。ちさとにはどう言えばいい?」

めぐみ「…多分、どう言っても聞かないだろうし、出席日数はまだ大丈夫だから、お休みさせてもいいよ。そのかわり、叶花に勉強を教えて貰いなさい、でいこうか」

真琴「じゃあ、そう伝えておくね」

めぐみ「…まこちゃんは、体調を崩さないように気をつけてね。それじゃあお休みなさい」

真琴「うん、おやすみなさい」

ガチャリ

[真琴]これで、明日一日のパパが決定した。後は、明日のめぐちゃん次第で、多分何らかの方針が決まるハズ…。

【叶花】 作成中の自己紹介イラスト・途中経過(1)

【ノンフィクション】

先ずはこちらから…

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冗談です。

とはいえ、一回この作業を行わないと、今回の描き方だと失敗します。どうやって繰り抜いたかって?そりゃ決まってるでしょう。フォトショでパスを切る以外に方法はありません(笑)

とはいえ、このくらいの輪郭のパス切りだったら集中してれば10分もあれば出来上がります。あとは…経験で得たさじ加減次第かなぁ?

あ!折角後ろにちさとが居るんだったらストップウォッチで測ってもらえばよかったよぉ~!

ってより、ちさとさん、ず~っと放置でゴメンっ!
この作業に入りだすと集中しないと続かないのよ…。

ちなみにですが、前代未聞の方法で描いてます。フツーは大きく作って適切な縮小を行うと、多少雑でも綺麗に見えるんですよ。大抵の「へぇ、良い絵を描いてるじゃん」って絵師さんは、こうゆう戦法を取ります。更に均一に描きたかったらミリペンで等幅の線を描きます。現にあたしも過去はその戦法を使っていましたが、よ~く考えたら、時間を短縮させる誤魔化しじゃん、としか今になっては言えません。

ただ、この手を使うと、線画のディティールや等幅な線に修正するのはペンタブレットを使わなければ不可能です。

要は「筆圧感知」の機能でアクセラレーションしているのと代わりません。それは「腕」ではなく「性能」としか言えないのが本音。

正直言って、あたしはこの描き方は、最近は大っ嫌いです。上手/下手の問題ではありません。それこそ、手描きでディティールが上手に描けてる人が、デジカメで撮影しちゃったほうが、潔いし…線の程よいかすれ具合が綺麗です。

pixivの上位ランクの殆どがそんなもん。

描く腕も悪ければ、観る人の目も騙されているに過ぎません。
んなもん、正直なところ喜んで見たいとは感じません。
マシンスペックで下駄を履かせて何とかするようでは、その人の描き方次第ではなく、マシン性能の良し悪しでしかありません。

実際に、あたしの描き方だとCPUに余裕がありすぎるだけでなく(実際にファン速度が上がったのは、あたしの場合は1回のみです)レイヤー枚数もそこまで必要はありません。メモリーも12GB載せている意味すらありません。

なお、前代未聞の方法とは、線画を拡大させるというとんでもない戦法です。但し、何か知らないけど大きくした、ではこの方法は成立しません。秘訣は…

(1)拡大倍率は√2倍(141%)、面積比で丁度2倍。これ以外は有り得ません。
(2)パスをどこまで正確に切っていくかを、ベジェ曲線の数値を頭で計算します。

んな細かい計算が出来るか!という御仁もいるでしょうが、あたしは数学は赤点な人間だよ?それでも解けるんだよ?コンピューターに計算を依存しちゃってるんじゃありませんか?

その調子じゃ、明治~大正時代に描かれた絵のほうが遥かに価値があるし、コンピューターの性能やアプリケーションの自動処理に満足してるだけで、80年以上前に描かれた絵を超えることなんて絶対に不可能。

ま、美術館にでも通って、大量の絵画を眺めて下さいませ。え?あたしの美術館の滞在時間はどの位かって?小規模でも半日は使うよ?大きかったら何回も通うし、すごい所だと10日は平気で超えて美術館通いするよ?

てことで…最新版の2歩くらい手前がこんな感じ。

ファイル 590-2.png
ね、ミリペンもタブレットも使わないで、均等な線が引けてるでしょ?

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